体重コントロールも技術

アスリートであれば、体重が増え過ぎてしまうと体が重くなり、動けなくなってしまう為、最高のパフォーマンスを発揮するため適正体重が求められる。

しかし一般的な傾向として、体を大きくしようと、とにかく沢山食べさせることが行われていて、体重コントロールについて、余り言われることがありません。

ついでに言えば、昔のプロ野球ではとにかく肉を食べろのような指導がされてきましたが、そうしたことは今は余り行われていない。

大谷選手の様に、ご飯を一日10杯食べて、身長が伸びてくれればいいですが、炭水化物を取り過ぎて、体質によっては太ってしまう選手もいるし、それらを代謝するだけのビタミンミネラルも同時に取らなければ、栄養のバランスが片寄る。

また糖質を取り過ぎると血糖値が急激に上がって、その反動で下がるため、低血糖になり、スタミナが増すどころか、却ってスタミナが低下し力が出なくなる面もある。

ご飯を食べて眠くなるのは、急激に上がった血糖値下がったためです。


 
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体重が増えてしまう場合、少なからず体質もありますが、当然そうでない面もある。

私などはご飯を作らないというのもありますが、油を使うことが殆どない。

肉を焼くにしても油は使わないし、脂身は食べなかったりする、というなことを行ったりしていますが、そうしたことも全く行わず、体重が増える、体質だ、と考える人もいるかもしれません。

自分が当たり前に行っていることが、実は当たり前でない事はあるものです。

 

食生活が乱れていて、バランスが片寄っていたり、外食が多い、スナック菓子のようなお菓子をよく食べる、夜遅くに食べる、ジュース(スポーツドリンク)をよく飲むなどがあれば、それは体質の問題ではなく、食生活の問題ですから、それを正していかなければなりません。

そのためにはまず、体作りというのは、練習やトレーニングだけが体作りではないということをよく知る事。

また生まれ持った体質だからと、最初から諦めていたりすることが多いですが、それは何でも才能の問題で片づけてしまうようなもので、ボクサー並みの食事制限を行っても、「私は太るんです」、というのであれば、体質だと諦めて、自分の体質に合った競技に変更した方がいいですが、気を付けられる所はあると思います。

ちなみに学生もアマチュアボクシングをやっていますが、当然減量が行われています。

yamanaka

 

もしコンビニ弁当が多い、外食が多い、お菓子をよく食べるなど、食の乱れがあるのならそれを正し、また部屋が散らかっていたり、物が多かったりすると、余計なものを集めてしまう、溜めこんでしまう、ということだから、整理整頓して物を減らす。

後は基本的な栄養学ですが、体内で1gあたりたんぱく質が4kcal、脂質が9kcal、糖質が4kcalに変わると言われ、同じ量を摂っても、脂質がたんぱく質、糖質の倍以上になるので、脂質の量を極力減らす。

ラーメンとかカレーとかチャーハンとか、普段から油っこいもの食べていて、痩せないというのは、無理な話です。

また子供だから、スポーツで体を大きくしたいからと、体重を減らしたい人が、から揚げばかり、というのも考えもの。

スポーツで体重を増やしたくない場合は、鳥のささみや胸肉をよく食べる。もちろん胸肉は皮をはぐ。

卵にしても、ボディビルダーはたんぱく質を補給するために、卵を40個ぐらい飲んだりしますが、黄身は殆ど摂らず、白身だけを摂る。

 

ちなみに私もウエイトトレーニングをやっていた頃は、卵白を飲んだりしていましたが、あれまずいんです。笑

しかし厳密に言えば味はしない。食感が気持ち悪いだけ。

それで、家にカツゲンがあったから、それ入れたら美味しくなるかなと思って、試しに入れてみましたら、余計に不味くなりましたわ!笑

もし飲むなら、何も入れない事をお勧めします。笑

katugen

 

それとご飯、パン、麺類、芋類など、糖質は、太りやすい体質の人は気を付けて下さい。

何も最近行われている徹底した糖質制限しろということではありませんが、今は糖質を摂り過ぎていることは事実です。

米でも果物でも、とにかく甘くすることを研究してきましたし、スーパーやコンビニに行けば、糖質で溢れている。

女性はスウィーツが大好きでしょう。

 

100歳以上の人に、人生の中で一番おいしかった食べ物は何かと聞くと、「白米」と答える人が多いのですが、今は白米などは当たり前で、おいしいと思うものは、もっと違うもの、より甘いものですよね?

それだけ昔と比べて、糖質が多くなっているのです。

そうしたことを考えれば、ある程度糖質を制限することは、健康にもいいです。

 

もし体重が増えやすいというのであれば、白米よりは、食物繊維が豊富な玄米を基本にし、体調と合わせながら、精米機を使って、5分づきにしたり、7分づきにしたり変更する。

食物繊維は、血糖値の上昇や栄養の吸収を抑える働きがあります。便秘にもいい。ちょっと余談ですが、大人であれば、食後に緑茶を飲むのもいいです。

またそれに関連して、野菜やキノコ類、海藻類を意識して摂る。

こんにゃくなどもいい。

 

他に食べる時は野菜から食べる、どんぶり茶碗を使わず、小さいお椀を使う、箸置きを使うなど、色々とテクニックはありますが、大事なことは記録して傾向と対策を練る事です。

ボディビルの世界では、「トレーニング1割、食事が9割」と言われていたりする。トレーニングをすることなどは当たり前で、差が付くのは食事だという教えなのです。

太りやすいという人でも、記録を付けるなどして、傾向と対策を練って行けば、理想の体に近づけます。

プロのアスリートを目指している人は、地味なことを続けて、是非ともプロアスリートボディを手に入れてみて下さい。

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