股関節の手術をしても痛みが取れない

まだ学生の女の子ですが、股関節の手術をしたが痛みが取れず、逆側の股関節も痛くなり、逆側の手術も勧められる。

しかし手術をしても痛みは取れず、また次に手術をした場合、更に日常生活が困難になる不安があって、揺らぎ整体に来てくれました。

まず先天性臼蓋形成不全のような人だけでなく、かなりの人が、股関節が軽い亜脱臼を起こしていたりする。立つということは難しくて、股関節に乗れていないのです。

 

この女の子は、両股関節の先天性臼蓋形成不全というだけあって、股関節が外側に外れたような感じになっており、洋ナシ型の体型みたいに、お尻の横から足が太くなっていました。

まずそれを軽く施術して、立って貰い、「足細くなったでしょ?」と言うと、目を輝かして「ホントだ!」と言う。

こういうリアクションは嬉しいですねぇ。整体冥利に尽きる。

 

またそうした施術を行って、

「筋肉って疲労すると縮んで、それに骨が引っ張られて、ずれたりするんだよ」

と説明すると、「なるほど」と理解しやすくなる。


 

次に下半身の疲労を取る施術を行いました。

それで確か、股関節の痛みが、気にならない程度になったと思います。また、

「楽になったでしょ?こういう体が持続されれば、痛みも少なくなりそうだよね?体が疲れていると、どうしてもその分股関節にも疲労が溜まって痛みも出やすくなる。普段の生活でも筋肉を硬くしないような生活が大事なんだよ」

といったことを説明すると、自分の体を通じて体験出来ているから、「ほうほう、なるほど」となってくれるのです。

 

最後に、股関節が外に出ているのを、内側にはめ込むような運動を何度か行いました。これによって、股関節の歪みを取るのと、軸を作って立ちやすくなる。

来た時に立ち方をチェックしましたが、軸がないために安定性がなく、少しふらふらした立ち方をしていたのです。

 

それがその運動を行った後に、もう一度チェックすると、少し軸が出て来て、立ち方が全然違うものになっていて、一緒に来たお母さんもビックリされていました。

軸がないふらふらした立ち方は、安定しないために、余計な筋肉を使わなければならず、それによって股関節も痛くなりやすいのです。
kokansetu
 

その後、お母さんから、

「あれから教えていただいたことをやっており、現在痛みはかなり軽減してきているようです。ありがとうございました!」

とメールを頂き、一回の施術でもかなり変化があったようです。

 

股関節に問題があると、医者が脅すものだから、手術をすれば治ると思うのですが、必ずしも、手術しても痛みは取れないんですね。

 

それと一つ面白かったのは、揺らぎ整体に来たのは、当然調子が悪かったからでしたが、その前に、状態が悪いにもかかわらず、名古屋だったかな、クイーンのライブに行ってきたのだとか。笑

良く行くなと思いましたが、不思議とそれ程問題なかったそうです。

これは、予約して貰った時点で、私の方で調整かけているからなんです。

特に新規の人と、一回の施術では治らなそうな人には、やったりしている。

 

ただ世の中には、勘違いするような人もいて、調整した結果よくなったりすると、「今症状がないのはたまたまだ」とか、「自分の実力だ」と思う人がいる。

それは確かに施術はまだ何もしていない訳だから、そう考えるのは当然なのですが、そうすると施術を受けた時に、そういう考えが強いタイプの人は、施術の効果を実感出来にくくなる。

結果、治りが悪くなったりするので、そういうタイプの人には、なるべくやらないように心掛けている。

 

来た時の状態が悪い方が、よくなった時に変化を大きく感じ取れるので、苦しむ方がいいということも、中にはあるんですね。

美味しく頂くためには、美味しいものを食べるだけでなく、空腹にすることによって、より美味しさを味わうことが出来、また感謝の気持ちを持てる。

毎日上手いもんばっかり食っていたら、余り美味しさも感じなくなるし、感謝もなくなるでしょう。

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