日本で投資をやる人はまだ少ないですが、投資でお小遣い程度、金利程度を稼ぐというのは、それ程難しくはない。
また海外の銀行で、預金口座にマイナス金利を導入している所もありますが、その影響が日本に来ると、いずれ日本でも、貯金したらマイナスになるなんてことが起こるかもしれないので、今の内から、投資を勉強しておくことも、いいとは思います。
銀行も今は大きく変わって来ていますからね。
ただ投資を勉強することも悪いことではないし、お小遣い程度稼ぐことは難しくはありませんが、投資でお金を儲けようとするのは、中々難しい。
何故か?
それは投資がギャンブルだからではない。
投資の世界は、素人からプロまで存在する世界で、そこには素人だからとか、初心者だからと言って、ハンディキャップなどというものは何もなく、ガチンコ勝負だからでです。
そのことをよく分かっていない人が、自分に実力が無いにも拘らず、安易な考えで、知識、経験、パワー(資金力)ある人を相手に、喧嘩を売るようなことをすれば、簡単にぶちのめされる訳です。
しかし全く経験がない人にとっては、どんな強者がいるのかすら分からない。
タオーパイパイどころか、フリーザやセル、魔人ブー、ジレンなど、自分の想像を絶する強者がいるのです。
何しろ、世界で最も有名な投資家である、ジョージソロスは、たった一人で、イングランド銀行を潰してしまったぐらいですからね。
そんな凄い奴らがゴロゴロいる。
「私はレッドリボン軍のブルー将軍だ!」
と言えば、普通の人からすれば、とても恐れられる存在。
しかし、そんなブルー将軍であっても、タオーパイパイには、舌で殺される程度のレベルなんです。笑
また、そのタオーパイパイであっても、全く相手にならない程の強者がまだまだいる。
それだけではなく、至る所にトラップが仕掛けられたりもしている。
そうしたことを全く知らないで、呑気に、また安易な考えで、その世界に足を踏み入れたら、初めてスーパーマリオをゲームした時、直ぐ死んでゲームオーバーになるように、簡単にトラップに引っかかり、大痛手を食らったり、投資の世界から退場させられる訳です。
弱者が投資の世界で生き残って行くためには、自分が弱者であることを知って、力を付けるまでは、細々と生きて行く。
「自分は強いんだぞ!」
と粋がるのは自由だけど、本物の強者がいる弱肉強食の世界では、直ぐにカモにされるでしょう。
そうならないためには、目立つようなことはせず、細々と生きて行くことによって、生き延びることが出来る。
また子供が立派に成長するまで、親に守って育てて貰うように、誰かに助けて貰いながら、知識、経験、資金力など、力を付けていき、一人前になった時初めて、弱肉強食の世界で勝負出来る様になっていく。
その頃には、どんな強い奴がいて、必殺技を持っているのかとか、どういう所に、どんな罠が仕掛けられているのかとか、自分のスピードパワーはどれくらいなのか、得意技、必殺技は何か、出来ないことは何か、勝てない相手は誰か、不利な状況はどういう状況か、など一通りのことが分かっているので、生存確率が高くなっている。
この話は、何も投資の世界だけの話ではなく、スポーツの世界でも同じことが言える。
レクリエーション的に楽しくスポーツをやるというのなら、特に問題はないのだけど、知識、経験、才能、素質もないような人が、プロを目指すとなれば、素人がハンデがある訳でもない、弱肉強食の世界に踏み込めば、簡単にやられてしまう。
また知識、経験がないから、どれ程凄い奴らがいるのかも分からず、ちょっと頑張れば、プロになれるかもしれないといった、甘い考えを持ってしまう。
そうしたおだった考えは、スーパーマリオでBダッシュしてジャンプしたら、最初のクリボーに当たって死んじゃうようなものです。笑
確かに庶民を相手にしていたら、ブルー将軍の様な気持ちにはなるでしょう。
しかしプロになることというのは、庶民の人を相手にするのではなく、天下一武道会に出場して来たような相手と闘う事であって、そういう人と比べてどうなのかです。
ブルー将軍のレベルになりましたとか、狼牙風風拳(ろうがふうふうけん)を身に付けたとかというのは、確かに大したものではある。
だけど、それは庶民の人を相手にすれば、凄いというのであって、プロの相手には全く通用しない。
足元がお留守なんです。
プロの世界に挑むというのは、投資の世界に挑むのと同じで、素人からプロまでいる世界を勝ち進まなければならない。
「自分は凄いんだ!」「この調子で行けば、プロになれる!」
と思うのは自由なのだけど、もし実際には実力がないのであれば、弱肉強食の世界ではカモにされ、淘汰される。
もし自分が一人前に成長しているのであれば、その世界で挑めば、戦うことが出来るし、悟空の様に才能素質があるなら、戦いながら成長して行くでしょう。
しかしそうでないなら、負けると分かっている勝負に挑んでいるものだったり、強者に喧嘩を売るようなものになる。
だからもし弱者であるなら、細々と生きて行くようにしながら、力を付けていく。
また親に守って育てて貰うように、一人前としてやっていける様に、育てて貰う必要があるし、自分が強者でないと言うのなら、自分が弱者であることを、まず知る事です。
どうしてもそれが分からない場合は、一生気づかないか、何度も痛い目に遭って、このままじゃダメっぽいぞと気づくしかない。
ただその場合、余りデカすぎる痛手を食らったり、遅くなり過ぎると、手遅れになるから、本気でプロを目指していると言うのなら、なるべく早く気づくことですね。