プロも普通に育てるのも一緒

子供には普通であることを望む親もいます。普通とは何かというのはここでは置いておいて、普通を望むこともそれはそれでいいでしょう。

プロアスリートになって貰いたいと望むのもそれもいい。

しかし多くの場合、プロアスリートと普通に育てるのとでは、育て方は違うと思われていますが、どちらも同じです。

もちろんプロ野球選手を目指すなら野球をやるでしょうし、スポーツはやらせないなど、そうした違いは多々ありますが、本質的な所は全部一緒。

 

私の所にプロ野球選手を目指して何年も通っている子供がいますが、その子は今では野球も上達しキャプテンもやるようになったし、友達も多く、親子とのコミュニケーションも取れている。

勉強は学年トップレベルです。

プロを目指さない普通を目指すという人であっても、こうしたことが理想なんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。

私の普通のイメージは、やりたいことが分からずやらず、親子の関係も悪いまでは行かなくても、本当にいいものではないというようなイメージがありますが、それを目指している人は誰もいない。

勉強だってそこそこ出来るようになって欲しいと考えているから、塾に入れさせたりする。

だけど上手く行っていない事も多くあります。

 

しかしこの子は塾にすら行っていません。あえて言うなら私の所が塾ですが、中学生ですけど、毎日9時に寝ているそうです。それでいて部活も勉強も両立出来ている。

こうしたことは普通じゃないですよね。だから周りからも驚かれたり、不思議がられたりする。

プロを目指すというと、何か特別なテクニック的なことを教えるものだと思われるのかもしれませんが、そうしたことがない訳でもありませんが、全てにおいて重要なことは基本です。

だからプロを目指すにしても、野球以外の面がとても重要になってくる。プロになれるかなれないかの差は、そこにあると言ってもいいかもしれません。

 

よくオリンピック選手や一流選手が、子供の頃クラスの人気者だったりしたことをテレビで見たりしませんか?

それは運動が出来るから人気者なのではなく、簡単に言えばストレスがないからです。

多くの場合は親がストレスを抱えていて、そのストレスは子供に回ってくる。そうすると今度はクラスの友達に八つ当たり的なことが出て来るので、そこでちょっとした対立が起こるのです。

いじっめっこにしても、家で親にいじめられて、更に弱い人をいじめる訳です。

これが人気者になる人は、もちろん活発だとか運動が出来るなどもありますが、余計なストレスがないため、友達のちょっとしたストレスも受け入れることが出来る。そうするとそこに皆が寄って来るから人気がある。

 

プロというのは、ファンがいてこそプロだと思っていますから、ファンになって貰えるような人になって行かなけければならないと思っています。

そのためにはテクニック的なこともありますが、ストレスを考えなければならないし、ストレスがあるのであれば、ストレスが邪魔をして高い技術も身に付いてこない。

もし子供にストレスがあるのであるのであれば、そのストレスの原因は何かと考え、それが親にあるとすれば、親のストレスも軽減できるように、親も変えていく必要がある。

それが親だけのことではなく、子供のためにもなり、またこれもプロを目指す人だけに限ったことではないはずです。

子供が勉強できないのも、ストレスが大きい。中学生などが成績が急に落ちた、伸びなくなったなどの原因の多くは、家庭環境の問題です。

 

今の時代はストレスは誰しも抱えているもので、それこそ普通なことで、ある程度仕方のない事でもありますが、子供の勉強のことでもストレスになって、子供にストレスを与えています。

また普通を求める人は、普通に学習塾に通わせ、普通に勉強して、普通ぐらいの成績で、普通にストレスを抱えている。

しかし私の場合は、勉強をそんなにしなくても勉強できるようなアドバイスもして、この子の場合は学習塾に行かず、毎日9時に寝ても、学年トップクラスの成績も出せるようになっています。

それとプロを目指す場合は、普通の人以上に忙しく時間が無いため、普通に勉強したのであれば落ちこぼれてしまいます。

 

今通っている学校は、部活もそれほど厳しかったり練習時間も長いものではなく、都会のような進学校ではないので、余裕がある方です。

しかし全国レベルの学校では、練習時間が長いため勉強する時間が無く、普通の人よりも効率のいい勉強の仕方をしなければならない。

またプロを目指すから勉強はしなくていいというものでもなく、上手いこと高校卒業後プロに入れればいいのですが、入れない場合は、大学に行く必要がありますし、推薦でなければ受験をしなければならない。

その場合勉強が出来なければ、6大学など有名どころに入る事は出来ず、選択肢が縮まり、プロに入る可能性が野球ではなく勉強の面から低くなる。

そのため効率のいい勉強の仕方も身に付けて行かなければならないし、高校になると全国大会だ、ユース代表だ、オリンピック代表だなんて、全部に選ばれる選手は忙しくて勉強する暇などないぐらいですけど、それなのに学年トップレベルの成績だったりする選手が今は多い。

そういう所も見習っていく必要もあるでしょう。

 

プロを目指すにしても、普通の道を目指すにしてもやる事は一つ。

形は当然全然違う訳ですけど、本質的には何も変わらない。

その本質を勉強しないと、普通を目指した場合、やりたいこともやらず見つからず、ストレスのある普通になってしまう。

今のお母さんたちなどは、頑張り過ぎていて見ていられないぐらいです。

何か悩みなど抱えている、本質を勉強したいなどがあれば、セミナーに参加して勉強してみて下さい。

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