皆いい顔をしている

生まれ持った顔の形があるから、イケメンも美人もぶさいくも色々いる。だけどその人なりにもいいものを持っていて、本当は皆いい顔を持っています。しかしいい顔をしているのだけど、自分でぶさいくにしている。

女性であれば化粧をしたり、エステに行ったり、美容に気を使っている人は多いですが、それだけでは美人になるとは限りません。

例えばどんなにいい化粧品を使っていたとしても、今日はなんか化粧の乗りが悪いなと言う日があると思います。

それは化粧品の問題ではなく、体のコンディションの問題で、それを整えることが美人になる道ですが、バッドコンディションが長く続くと、段々「そういうものかな」と思うようになって、化粧品をあれこれ変えようとしてしまう。

まるでゴルフの下手くそな人が、毎年のようにゴルフクラブを買い替える様に。

 

陰と陽、表と裏、外と内と言うように、二つの性質があって、一つのものを作りだしています。

女性であれば化粧をすることも、エステをすることもいいと思います。しかしそれは外側のアプローチで、中側のアプローチではありません。

もし外だけ一生懸命で、中側は何もやっていないとすると、それは半分でしかなく、例えるなら片側半分だけ化粧をするとか、びんぼちゃまのようなものです。

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昔エステティシャンの人に会った時に、さすが美容に関する仕事をしているだけあって、綺麗にしていましたが、後姿が余りに酷い姿でビックリしたことがありました。

前が綺麗だけに、そのギャップに驚いてしまいましたが、後ろは見えない事もあって、余り気が行かなかったのでしょう。

少し余談ですが、昔の日本人は後姿にも気を配っていました。

見返り美人図などはいい例です。

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また昔の侍の時代であれば、後ろから襲われることもあったから、当然後ろも気を配っていましたし、合気道でも「後ろ取り」と言って、後ろから襲われたことを想定した稽古も行ったりすることで、後ろの感覚も養います。

「背中で語る」、「背中を見て育つ」という言葉があるように、日本では背中は需要視されていましたし、昔の不良も写真を撮る時は、背中を見せて写真を撮ったりもした。

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そのため美人になりたいのであれば、外側だけではなく、内側のアプローチも必要で、それには食事や運動、整体を受けて体を整えるということも大切です。

それとこれはセミナーでやった内容になりますが、血色が悪いのは、顔がこわばっていて、凝っているからです。

それも弛めて行かなければなりません。

 

よく私の施術やセミナーを受けて、目が大きくなるなどして、周りの人から「顔が全然違う!」と驚かれたりしましますが、それだけ普段ぶさいくになっていて、ぶさいくの状態のまま、化粧だけで綺麗になろうとするのは、中々難しいものです。

体がリラックスして、自分では気が付かない顔の緊張、こわばりが取れると、顔の血行も良くなり、表情が豊かになって、その人本来の顔が出て来ます。

その顔はとても自然なので、誰でもいい顔をしている。

 

先週京都から来てくれた人も、とてもいい顔になってくれました。そのいい顔というのは、言葉では表現できない。

普段はどうしてもストレスがあって、嫌なことがあっても、それを見せちゃいけないなど、本当の自分を見せられません。

またそれが強くなり過ぎると、病気にもなったりします。顔面神経痛になってしまうのもその一つです。

 

体の疲れを取って整えリラックスさせ、また自分では気が付いていない顔の力を抜き、本来のいい顔になりましょう。

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