いつぐらいからだったのか、もう忘れてしまいましたが、一日中ずっと金属音のような音がしている。と言っても、耳で鳴っているのではないから、耳鳴りではない。
人と一緒にいる時などは、全く気になりませんが、本を読んでいる時なども、ずっとしているものだから、いい加減うるさいなと思ったりもする。
実は消そうと思えば消すことは出来るのですが、あえてその音を出し続けているというか、聞き続けています。
寝る時にこの音に集中することで、体に反応が起こったりするので、消す訳にもいかないのです。
体の反応は毎日ある訳ではありませんが、頭にエネルギーが集まってくると、頭が爆発しそうな感覚に襲われる。
先週の土曜日は焼き鳥屋に行って、たらふく食べて飲んでしまいましたが、普段はお酒を飲まないものだから、帰った後はちょっと気持ち悪くなっていた。
そんなコンディションだから、今日は何もないなと思って寝たのですが、眠りについて暫くしてから、一回頭が爆発しそうになりかけた。
ひでぶっ!!笑
こういう場合は、恐怖感を持ってはいけないと言われたりもしますが、解放させるだけなら完全に身を任せておくだけでいいものの、どの段階で解放させるのかというのも問題で、また止めたら止めたで、もしかしたら次はやって来ないかもしれない可能性もあるので、判断が難しい。
こうした経験は、殆どの人にはまずないと思いますが、色々と調べると、変わった体験をしている人や、変わった能力を持っている人は、同じようにエネルギーが頭を突き抜けていくような経験をしていることが多いようです。
それと体が黄金の光に包まれる「黄金体験」なるものもあるのですが、それもエネルギーが突き抜けていくとも関係している。
ちょっと変わった体験ではありますが、ただたとえばこの「耳鳴りじゃない耳鳴り」にしても、そうなっている人は、割りといるのではないかと思います。
しかしそんな事は知らないから、耳鳴りだと思って病院に行くのだけど、全く治らない。
ヨガで「クンダリーニ」と呼ばれるものを聞いたことがあるかもしれませんが、クンダリーニ症候群になってしまうと、幻覚幻聴、頭痛、自律神経失調症、統合失調症、脳障害など、様々な問題が起きたりします。
もしクンダリーニ症候群の結果として問題が起きた場合、病院では絶対に治すことは出来ず、また病院での治療を受けてしまうと、正常な人にうつ病の薬を飲ませ続けるのと同じことなので、問題が複雑化してしまう。
もう少し馴染みのある言葉で言うと禅病ですが、「軟酥(なんそ)の法」で有名な白隠禅師(はくいんぜんじ)も、禅病になられています。
というより、酷い禅病になり、それを治すために軟酥の法を作り出したのです。
部分的に真似たり、やみくもに修行するのも危険なんですね。
瞑想にしても、なんちゃって瞑想ならいいのですが、本当にやり過ぎるとおかしくなることがあるので、そこまでやる場合は指導者き、おかしくなりそうな時は、それは違うと諭して貰ったりなどしなければなりません。
私は今は瞑想は殆どやっていないので、レベルが落ちましたが、昔は光が見えるぐらいの所までには行っていました。目を瞑っていても、眩しくて目を瞑っていられないような感じになる。
また夜など目を瞑っているのか、瞑っていないのかよく分からなくなり、試しに目を開けてみると、「あぁ瞑っていたんだな」とわかるのです。
究極的には、言葉では言い表せない程の物凄く気持ちいい体験もしています。
この変ぐらいになると、変わったことが起きたりするようになったりするのではないかと思いますが、その反面一歩間違えると頭がおかしくなる。
だけど一般的にはそこまではいかないので、ちょっと瞑想するみたいなことは、心を落ち着かせたりできるのでいいと思います。
しかし、瞑想的なことを一切行っていない人でも、肉体的精神的など、何らかのショックを受けたりしたことで、クンダリーニ症候群や禅病のような症状が発症したりすることがある。
こうなるとやっかいなのです。
耳鳴りじゃない耳鳴りもそうですね。
ある年配の男性ですが、頭の天辺が熱を持つようになって、病院に行っても原因が分からない。
それを治してくれと言われ、私も「そんなもの知らん」とは思いましたが(笑)、施術したら上手いこと取れた。
ただ「恐らく気の流れの問題だろう」とは思っていたので、それを整えることで改善出来たのです。
これも一種の禅病で、普通の人でも普通になる。
病院で統合失調症などと診断されたとしても、もしかしたらクンダリーニ症候群や禅病のようなものから来ているかもしれません。
そうじゃなくても大変なのに、それを治すというのは大変ですね。