スクール四回目

昨日はスクールの四回目。皆一生懸命やっています。大人になると、全くやったことのないことを、勉強する経験が少なくなるので、面白いのではないでしょうか。

昨日指導して面白かったのは、「雑ですよ」ということ。

と言っても、スクール生のレベルは、恐らくイメージされる程雑ではなく、他の人たちよりも雑ではないぐらいですが、細かいレベル、高いレベルまでの話をすると、やっぱり雑。

 

特に今の時代は、ほとんどの人が雑です。

例えば食器を洗って、ガチャガチャ音を立てて置いたりしていないでしょうか?これはもちろん雑なんですね。

一個数万円もするような食器を、同じように扱うかと言えば、そうではないでしょう。

今は裕福になり、食器が壊れればまた買えばいい。壊れるから安い食器を買おう、といった考えになっていて、平気で雑に扱ってしまう。

 

メガネにしても、一般的に売られているものであれば、壊れても割と直ぐ買えるので、自分のものでも、また人のものであっても、テンプル(耳にかけるフレーム部分)を、片手で買い物袋でも持つような感じで、雑に扱っていたりします。

しかしそれと同じ感覚で、お客さんの何十万もするようなメガネを扱えば大変です。

体にしても雑に扱っていますが、それを当たり前に平気で行っているので、

「私は何も悪いことはしていないのに、不思議と勝手に壊れたんです。」

なんて考えを持ったりする。

 

施術では人の体を扱うので、大切に丁寧に扱わなければなりませんが、日常的に雑に扱うことに慣れていると、施術でどうしてもそれが出てしまいます。

施術の練習をしていて反対側に移る時など、わずかではあるものの、「よいしょ」と、人の体を踏み台にされる。笑

わずかというのは、意識レベルでは大切にしようと思っているからですが、無意識レベルでは普段の癖が出てしまうので、そうなってしまうのです。

またわずかであるため、普通の人には分からないのかもしれませんが、相手の無意識にも働きかけることにもなるし、雑さは施術のレベルにも繋がる。

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