ウォーミングアップの話 6

ウォーミングアップに関して、最後にもう一つだけ説明しておくと、練習やトレーニングを行う前には、必ず体の歪みを取ってから行うこと。

そうしないと歪んだ体に合った筋肉が付き、余計に歪みが酷くなったり、怪我やスランプの原因、筋力の低下やパフォーマンスを落とす原因になる。

 

筋力やパワーをアップさせようと考えた時に、ほとんどの人は筋力トレーニングしか思い浮かびませんが、歪んだ体になっていると、筋力など色々なことが低下するので、歪みを取るだけで、筋力やパフォーマンスはアップします。

それだけで、ベスト記録を出せる人もいます。

今は考えが欧米的になり、何でも付け足せばいいという考え、筋力もなければ付ければいいと単純に考えがちですが、会社でも売り上げを上げた所で、無駄な経費を抑えなければ利益を出せない様に、無駄を省くとか、潜在能力を引き出すこともしない限り、パフォーマンスは上がらない。

パフォーマンスが低い人程、間違えを正すことよりも、付け足すことしか考えない傾向にありますが、順序で言っても付け足すのは、高校や大学に行ってからなど後からです。

 

最近ゴルフや野球で、逆のスイングを行うようになっています。

それも同じ方向でばかり行っていると、筋力や筋疲労が片寄り、アンバランスになることを防ぐためです。

また野球では右投げ左打ちの選手の方が、怪我しにくい傾向にあったりしますが、その方がバランスよく体を使えるので、怪我がしにくくなります。

ダルビッシュ投手は、キャッチボールで逆側で行ったりもしていますが、時折逆でやってみるのもバランスが改善されます。

それと野球や陸上では、左回りに走ることが多いですが、これも歪みを作るので、特に成長期の子供にはよくありません。

本来は直線で走ることがいいのですが、時折逆回りに走ってみたるのもいいと思います。

 

ストレッチでは、左右対称に行うことが多いと思います。

しかし歪んだ体で左右対称に行っても、歪みは取れず、歪みが大きくなることもあります(片側が伸びやすく、反対は伸びにくいため)。

そのため片側が硬い場合は、硬い方の回数を増やしてバランスを取る。

また片側が硬いというのは、スポーツであれば、歪んでいてパフォーマンスが数%低下している状態で、それが酷ければ怪我をしやすい、黄色信号の状態です。

怪我を予防するには、またパフォーマンスを上げるには、そうした体の問題に気づき変えていくことです。

私は即効で歪みを取り、尚且つパフォーマンスを上げる体操を教え、ウォーミングアップとクールダウンで行うようにして貰っていますが、逆モーションなどを行っても、歪みが取れない場合は、出来れば信頼できる整体の先生などに、歪みを取って貰うことをお勧めします。

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