凄いのはジェフとEJ。息がピッタリで、実力もあり、最強コンビです。
ハキムが脱水症状でリタイヤしたのは、ジェフとEJの息が合い過ぎたからなのかもしれない。そのために自分のペースではなく、ジェフとEJのペースにつられてしまった。
だからもしそこまで息が合っていなければ、最初は三人それぞれが、お互いのペースを探り合い、三人のペースを見つけようとなるので、ハキムはもうちょっと楽だったかもしれないのです。
それと場所の問題もあってか、ハキムは今回、ちょっと不運だったですかね。
ジェフとEJは、メンタル的にも非常に安定していて、安定感がある。その安定感はサバイバルにおいても、他の何かにおいても、大きな目標を達成するためには、重要なものとなる。
特にEJは、力があって、どっしりと構えるタイプで、ずば抜けた安定感があり、頼れる存在です。
この二人であれば、無事サバイバルを達成できるだろうという感じがしましたが、そんな中でも、困っていたシェーンを仲間に引き入れる。
二人で安定している中、誰かが加わったりすると、それが変化し、困難になるリスクがありますが、それでも二人は前向きに、同じ考えを持って受け入れた。
シェーンがアラナにどぎついことを言われ、シェーンがEJに「いつもああなんだ!」と言った時、普通は、「お前にも何か悪い所があったんじゃないか?」とか、「お前の言い方も悪いよ」とか、「気にするなよ」という感じで、いい人の様に言うものですが、
EJは、「あんな言われ方したら、耐えられないよな」と、シェーンの気持ちを100%受け入れ、肯定する。
こうしたことも安定感があるからこそ出来ることで、初めて自分を100%受け入れて貰えたシェーンは、その恩を返すために、たとえ自分が死のうとも、二人のためだったら、何だってやってやるとなる訳です。
事実今まで空回り続きで、結果を残せなかったシェーンが、ジェフが捕まえたものではありますが、電気ウナギを仕留め、水を見つけることが出来、シェーンの持っている能力を発揮した。
ジェフが電気ウナギを分け与えたことに、後悔し腹を立てた時は、ジェフの気持ちを落ち着かせたりもした。あのシーンも中々いい。ただシェーンが
「俺が付いてる!」
と言うのは、何となく笑っちゃいますけどね。
またもしシェーンを100%受け入れていなかったら、電気ウナギはともかく、水を見つけることが出来ず、EJたちは苦労していたかもしれない。
シェーンを受け入れたことで、皆がいい結果を生んだのです。
それとついでに、ジェフが釣りをしていて、EJが休んでみているシーンがありますが、そんな中、電気ウナギを見つけた。
こういう時は、自分も何かしないといけないと、バタバタするか、完全に休むかのどちらかですが、心を落ち着かせていると、ただ休んでいるように見えても、周りがよく見えるので、必要なものを探し当てることが出来たりする。
それがないと、直ぐ近くに食料があるのに、それを見逃し、バタバタ歩き回って、またそういう人は、中々見つけられない。
ちなみに電気ウナギは、捕まえたのであれば、直ぐに獲ろうとせず、木の棒とかで叩いて、10分程度放電させれば、恐らく感電しなくて済むんじゃないかと思います。
ジェフにも、もちろん安定したメンタルもあり、また「これは修羅場になるな」とサバイバルを楽しむ余裕も持っている。
それに加え、狩りの能力がピカ一で高く、魚を釣って、他の人が誰も捕まえられない中、巨大電気ウナギを一人で3匹仕留めた。
またその全てを、他のチームに分け与え、皆で食べたりするなど、人の好さがあり、神に祈り神に感謝することもあって、獲物を引き寄せる運も持っている。
もし他のチームが、ジェフから電気ウナギを貰えていなければ、サバイバルはもっと厳しくなったから、他のチームは、ジェフのお蔭で生き延びれたようなものでしょう。
それにしても面白いなと思うのが、この二人のコンビは、完璧のように思えても、自分たちに実力があることから、僅かばかりでもおごりが生まれ、亀を逃がす大へまをやらかしたり、
他のチームに比べ結果も出しているから、こっちの方が凄いと思うのは、当然なんだけど、そのおごりから、他のチームが最後にワニを捕まえることになったし、ゴールするのも、先にスタートしていたのに、抜かれることになった。
ジェフとEJだけに限らず、こうした原因と結果の法則、運の流れという視点から見るのも面白い。
ローラ、エバ、ダニの三人ですが、ローラは、頭がよく、ダニがあっちは良さそうだったと言って来た時、「あいつ何言っちゃってんだ」という反応でしたが、あれは誰だってそんな感じになるでしょう。
ただ頭がいいと言うのは、打算的になりやすく、自分が得するか損するかの、損得勘定になることがあって、そのため、クリスたちがアカエイを取った時も、「これじゃ少ないから、ジェフとEJにはあげれないよね」となった。
またEJが来て、「大物?」と聞いて来た時に、すぐさま「小っちゃい奴」と、わざわざローラが返答している。
大体の人は、基本嘘はつきたくはないから、最初はだんまり決め込んだりしますね。
他の人もローラにつられていたので、ローラだけの問題ではないですが、電気ウナギを2回も貰って、ジェフとEJのお蔭で、不足し続けていた、たんぱく質を補うことが出来たのに、目の前のことに精いっぱいになって、その感謝を忘れたのでしょう。
そのお礼も何もしないで、貰ってばかりなもんだから、魚の内臓だって、それりゃあジェフからすればあげたくないし、3匹目の電気ウナギだって、あげなくても、文句を言われるほどでもない。
しかしジェフだったからこそ、何一つくれなくても、3匹目も分け与えてくれましたが、今の環境が厳しい厳しい場合、僅かな食料を分け与えることは、簡単に出来るものではありませんが、それでもそのことによって、実は自らの首を絞めることにもなりうる。
前半で直ぐに鉈で指を大きく切る、大へまをやらかしたエバは、ダニがクリスとルークのチームを見つけ、戻って来た時に、こっちに残ると言ったら、それを喜んでいたのは性格がいい。
また水が濁っているから、何かいるかも、とアカエイを見つけるきっかけを作り、リスも見つけたり、感染症などの知識があるなど、サバイバルの力も持っている。
ただお節介焼きみたいな感じではないから、目の前のサバイバルで精いっぱいであったため、ダニのことには、かまってあげることが出来なかった。
もし最初からダニと組んでいたのであれば、ダニは少し変わっていたかもしれない。
不思議ちゃんみたいなダニ。
何で火の番しないんだ?笑
まぁこれは、自分から会話に入って行く、中に入って行くことが出来ない、ということが関係していると思いますが、構ってくれるような人がいれば、違うのだろうけど、そうでない場合は、孤立し、周りと上手くやって行くことが出来ない。
そうしたことも嫌だから、一人になる時間が欲しくなり、一人で散歩に出たりする。
しかし周りからすれば、何の目的でそれをやるのかが分からないため、情報不足から不安を与えることになり、またストレスとなる。
そして理解しようとしても、理解出来ないとなれば、更にストレスになるから、思考をストップさせ、周りも壁を作ることになる。
そのままでは当然、こっちはダメだから、あっちはいいかなと思って行ったとしても、中々難しい。
ダニは自分が考えた事や感じたことを、直ぐ表現できず、自分の中で自己完結してしまうんですね。そうすると話すタイミングを失い、相手にはどういう人なのか、どうしたいのかなどが分からず、誤解もされやすい。
でもこのサバイバルの中で、一番何が凄いかって言うと、声優ですかね。笑
今風に言えば、神だな。
全く違和感がないし、ピッタリ合っている。凄いもんですね。
さて皆さんは、
12人の内、誰タイプだったでしょうか?
これを踏まえて、また見てみるのも面白いかもしれませんよ。