膝痛になる歩き方

健康にはウォーキングがいいと勧められていますが、
歩き方が悪ければ膝痛になってしまいます。

例えば大股で大きく腕を振って、早歩きで歩く歩き方は、
カロリーを消費するにはいいですが、体に捻じれの力が働くため、
膝、股関節、腰に負担がかかり、体を痛めます

また柔軟性があり筋肉や体が柔らかい人であれば問題ありませんが、
特に体の固い人がそういった歩き方をしてしまえば、
痛める危険性は高いと言えます。

そのため元々膝痛がある人には、こういった歩き方はお勧めできません。

ダイエットをしたい場合は、無理に大股で歩くよりも、
ゆっくり楽に走る方が、むしろ膝には優しく、
また体に優しいので、大股早歩きよりも長続き出来ます。

ついでに説明しておけば、
健康にいいのはウォーキングではなく散歩ですので、
健康を考えている方には散歩をお勧めします。

 
膝痛の予防改善のためには、
まずこの大股で早歩きのウォーキングをしないことですが、
もう一つ気を付けて欲しいのは、歩く時に膝をロックさせないことです。

どういうことかと言いますと、これは女性に多いのですが、
膝が反張膝と言って、膝が真っ直ぐよりも逆に曲がってしまう人がいます。

そういう人は癖で、膝をロックし、膝が逆に曲がった状態で、
立っていたり歩いたりすることが多く、
それが原因で膝痛になってしまいます。

膝関節が柔らかい反張膝の人は、ロックさせると膝痛になりやすいので、
歩く時や立つ時は、ロックさせないように気を付けて下さい。

ロックさせる癖のある人が、それを変えるだけで、
膝痛が治ったりすることもあります。

膝痛が治らない原因

膝痛で病院や整骨院、整体などに行ってもよく治らないのは、
膝痛の原因をよくわかっていなく、その原因を改善させていないからです

そのため治療と言えば、膝に湿布を張ったり、注射をしたり、
膝をマッサージしたりなど、膝だけを何とかしようとする。

そうではなく「木を見て森を見ず」とも言うように、
部分に囚われるのではなく、もっと全体を見なければなりません。

膝痛の原因は、膝関節の歪み、筋肉の張り、膝の使い方にあるので、
それを見ないで膝だけの部分を見ても治らないのです。

 
例えば膝には、上腕二頭筋のように
盛り上がるような筋肉は付いていませんが、
上腿(太もも)や下腿の筋肉がくっついています。

そのため脚の筋肉に問題が起これば、
それがくっついている膝にも影響を与えるということです。

もう少し難しい見方になってくると、
更にその脚に問題を与えるものがあれば、
結果としてそれが膝まで影響を及ぼすことになり、
膝とは全く関係ないような所が、膝痛の原因だったりもします。

 
また筋肉に問題が生じれば、
それに骨が引っ張られ関節が歪んできます。

すると正常の位置とはずれてしまうため、
負担がかかったり、膝痛が出てきたりします。

これを施術で改善させていくのですが、膝痛で病院に行っても、
レントゲンは撮るものの、診るのは骨折など、
骨そのものに異常があるかないかで、膝の歪みは治してくれません。

もし変形性膝関節症などで、病院で膝の歪みを取る場合は、
手術で切り貼りする方法です。

膝痛が中々治らない人でも、膝の歪み、筋肉の張り、膝の使い方を
正しい状態に戻していけば、よくなっていきます。

膝痛の原因

膝痛の原因は、膝関節の歪みと筋肉の張り、また膝の使い方にあります

と言っても膝の使い方が悪ければ、膝関節が歪み、筋肉にも負担がかかって筋肉が張るというように、膝痛は1つだけが原因ではなく、これら全てが関連しあっています。

よく年を取って膝痛が出てくると、軟骨がすり減っているからだと言われますが、もし膝痛の原因が軟骨にある場合、軟骨が増えない限りは膝痛が改善されないはずですが、膝関節の歪みと筋肉の張り、膝の使い方を改善すれば、ほとんどの場合痛みは取れていきます。

また膝痛に効くと考えられているグルコサミンのサプリメントにしても、その有効性は賛否両論あり、いずれにせよ膝関節の歪みと筋肉の張り、膝の使い方を変えない限りは、グルコサミンを摂っても全く意味がありません。

実際には、膝関節だけの問題ではなく、股関節にも歪みがあるとか、腰の使い方が悪いなどもあるのですが、膝痛を治すためには、膝関節の歪みと筋肉の張り、膝の使い方を変える必要があります。