なぜ病気にならなければならないのか

重い病気になったのであれば、「なぜ自分が病気にならなければならないんだ」と思うかもしれません。また生きる努力をしても助かることが出来なければ、神様なんかいないと考えるかもしれません。

横山友美佳さんは、ベストルーキー賞、優秀選手賞、オリンピック有望選手賞などの賞を受賞し、将来を嘱望されて、人一倍努力を続けてきました。また病気の苦しい治療にも耐えてまきた。

こんなに努力してきた人なのだから、それが報われてもいい。

また助かることが出来なかったとすれば、神様などいないと考えることは、ふつうであると思います。

 

ただ横山さんの例で言えば、本を読んで一つ気になったのが、小学生の頃転校を三回経験し、それだけでなく、北京で生まれ北京で育ちだったのが、日本に引っ越し、言葉の面で大きく苦労をしたことです。

その他に、人一倍厳しい練習やプレッシャー、負けず嫌いでなんでも頑張り過ぎてしまう性格が重なったことが、少なからず病気と関係していたのではないかと感じます。

明日もまた生きていこう 3

横山さんのがんは、横紋筋肉腫と呼ばれる、一般的には聞きなれない癌ですが、癌が見つかったことで、再び入院生活が始まる。

今度の治療は、三週間に1クールの治療の他に、更に48時間新たな薬を投与し続ける治療で、それが大変辛く、今まで以上に強く吐き気を催す。

一回目の治療の日は、朝の四時から吐き気が止むことはなかった。

三日間水も食べ物も何一つ口にすることが出来ず、お腹が空いても食べ物を見ただけで吐いてしまう。ただただ時間が過ぎていくのを耐えるしかない。

また、痛み止めが効かなくなったため、モルヒネを点滴で使うようになったり、白血球、赤血球、血小板の数値は下がる一方で、多い時は1日おき、2日連続して輸血することも珍しくなかった。

それでも全コースの治療が終了し、無事退院する。2006年11月15日。

しかし2007年2月22日に、二度目の再発。

 

横山さんは、あとがきにこう書いている。

 歩くこと、話すこと、見ること、聞こえること、喜ぶこと、悲しむこと、そして生きること。当然のようにできている人間は何とも思わないけれど、これらはすべて当たり前のことなんかじゃない。私もバレーボールをやっていたころはよく「休みが欲しい」などと思っていましたが、突然病気になってバレーボールが出来なくなってから、当たり前にバレーボールをしていたことが、それだけでどんなにすばらしいことかに気が付きました。

 どうか、この世の中で、生きたいと願っても、生きられなかった人がたくさんいることを知って下さい。

 そして、みなさんの大事な、たったひとつの尊い命を大切にしてください。

 今という瞬間を大事に生きて下さい。

 

2008年4月17日。

本の完成を見ることなく、横山友美佳さんは永眠した。

 

明日もまた生きていこう 2

一回の治療は、三週間を1クールで、それを14クールの予定で行う。だからあの苦しい思いを、あと13回もやらなければならない。

それでも、入院中恋人に突然別れを告げられ、失恋を経験することになったり、一番気にしていた髪の毛が抜け落ちることなど、苦しみに何度もくじけそうになりながらも、横山さんはそれを乗り越え、癌細胞が消え、予定通り約1年で退院する。

またそんな苦しみを抱えながらも、入院中は勉強が遅れないようにと、病院内にある養護学校に通うようになり、遂には早稲田大学を受験し、現役で合格してしまうのです。

しかし横山さんの試練は、これで終わりではなかった。
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明日もまた生きていこう

「明日もまた生きていこう」

これは、バレーボールの木村沙織選手の1年後輩にして親友、また高校1年生時に春高バレー準優勝、2004年、高校2年生で全日本代表に初選出、7月に開催されたワールドグランプリに最年少メンバーとして出場した、横山友美佳さんという方の著書です。

副題は、

「十八歳でがん宣告を受けた私」

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何歳まで生きられる?

自分は何歳まで生きられるのかと、考えたことはあるでしょうか?

80歳?90歳?100歳を目指してる?そんなに長生きはしたくない?人それぞれあると思いますが、目標などは別にして、一体何歳ぐらいまで生きられそうでしょうか?

私は今の若い人、40代ぐらいの人であっても、90歳や100歳まで生きることは出来ないと思っています。もちろん一人もいないということではありません。

ちょっと前なら割と90歳ぐらいまで元気に生きていた人もいたし、今もいると思いますが、そういった人たちはいなくなると思っています。

どうでしょうか?

もちろん生きるだけなら、植物人間状態で長生きは出来るかもしれませんが、90過ぎても元気に外で畑仕事しているみたいには、ならないと思うのです。

そういう風に言われれば、確かにそんな気もすると思われる方も多いと思いますが、普通に過ごしていると、病気でもしなければ、死について、また人生、将来のことなどは余り考えません。

だから何となく、自分が年を取った時には、今生きているじいちゃんばあちゃんのように、自分もなるような感覚でいる。

でももしかしたら、そうはならないかもしれないのです。

 

私は、まず70歳まで生きることを、一つの目標としています。笑

今の時代はいつ死ぬかわかりません。50代で死ぬ人も大勢いるし、40代でも30代でも20代でも亡くなる人もいる。

だから取り敢えず、今の時代で70歳まで生きれば大したものだと思っていて、それを乗り越えれば、次は10年か5年ぐらいを目標にする。

そんなこともたまに考えてみると、体を大事にしようと思ったり、人生を大事にするようになるかもしれない。