まず相手を変えようと思うは傲慢な考えで、自分自身が変わらなければならない。
つまり自分自身の態度や、言葉遣いなどを変えることによって、結果的に相手が変わる。それを自分自身を全く変えることなく、相手を変えようとしても変えることはできない。
まず相手が間違っているからと、それを否定するようなこと言えば必ず反発し、また余計にそれをやろうとします。
例えば何か宗教に入っていて、その宗教がいかにイカサマな宗教であることを、証拠を上げ説明したとしても、むしろ余計にその宗教を信じるようになる。
だから基本的に、相手を否定する方法は得策ではありません。
次に、相手は何にこだわりがあるのかを知ることです。
そのため表面的な言葉に惑わされず、本当はどう思っているかといった、こだわりを見つける。その拘りさえ解消すれば、全く問題なく受け入れられるでしょう。
それをこっちがこうしたい、相手をこうさせたいとばかり考えていると、それを見つけることが出来ません。
もう一つ言えば、相手がどういったものが好きか、それを知り、その方面からアプローチをする。例えばこち亀の両津勘吉なら、好きなのはお金です。お金をちらつかせれば、何でも言う事をきく。笑
逆に両津にお金が通じたからと言って、お金に興味のない人に、いくら大金を積んでも説得には応じない。
また一般的には、権威主義の傾向があるので、そういう人には権威を使うことが有効的な手段になります。テレビでこういっていた、本にこう書かれている、イチローはこういっているなど、メディアや肩書きのある人の発言を利用する。
それをしないで自分が本を読んで、勉強して知ったことを話しても、その人に肩書きがなければ、権威主義の人には聞いては貰えません。
そういったようにその人がどういうことなら話を聞くのか、どういう人の話なら聞くのか、それを知り、その方面からアプローチしていけば、相手の考えを変えさせることも可能です。