付け足すよりも見直す

今はすっかり考えが欧米化し、何でも付け足す発想になってしまっています。そうではなく、まずは今までのことを見直す。

例えばスポーツをやっていて、身長を伸ばしたいとします。そうすると、付け足しの発想では、今ある状況を変えないで、何かいいサプリメントは無いかなど、何かを付け加えようとする。

しかしそれ以上に重要なのは、身長の伸びを妨げているものが何かを知り、それを変えることです。

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親は汗をかかなければならない

子育てをしている人なら、一生懸命にやられていると思いますが、子育てで重要なことは、親自身が汗をかくことではないでしょうか。

 

長野オリンピックで、冬季オリンピック日本女子初の金メダルを獲得し、またソルトレイクオリンピックで銅メダルを獲得した、モーグルの里谷多英さんのお父さんは、

夏場のトレーニングで、自転車を漕ぐ子供を、車の中から「頑張れ、頑張れ」と、激を飛ばしているのを見て、

「あれじゃあ、子供はついてこないし、本気にもならない。親が一緒に汗をかかないと駄目なんだよ」と、マウンテンバイクを一緒に漕いでいたそうです。

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なぜ病気にならなければならないのか

重い病気になったのであれば、「なぜ自分が病気にならなければならないんだ」と思うかもしれません。また生きる努力をしても助かることが出来なければ、神様なんかいないと考えるかもしれません。

横山友美佳さんは、ベストルーキー賞、優秀選手賞、オリンピック有望選手賞などの賞を受賞し、将来を嘱望されて、人一倍努力を続けてきました。また病気の苦しい治療にも耐えてまきた。

こんなに努力してきた人なのだから、それが報われてもいい。

また助かることが出来なかったとすれば、神様などいないと考えることは、ふつうであると思います。

 

ただ横山さんの例で言えば、本を読んで一つ気になったのが、小学生の頃転校を三回経験し、それだけでなく、北京で生まれ北京で育ちだったのが、日本に引っ越し、言葉の面で大きく苦労をしたことです。

その他に、人一倍厳しい練習やプレッシャー、負けず嫌いでなんでも頑張り過ぎてしまう性格が重なったことが、少なからず病気と関係していたのではないかと感じます。

明日もまた生きていこう 3

横山さんのがんは、横紋筋肉腫と呼ばれる、一般的には聞きなれない癌ですが、癌が見つかったことで、再び入院生活が始まる。

今度の治療は、三週間に1クールの治療の他に、更に48時間新たな薬を投与し続ける治療で、それが大変辛く、今まで以上に強く吐き気を催す。

一回目の治療の日は、朝の四時から吐き気が止むことはなかった。

三日間水も食べ物も何一つ口にすることが出来ず、お腹が空いても食べ物を見ただけで吐いてしまう。ただただ時間が過ぎていくのを耐えるしかない。

また、痛み止めが効かなくなったため、モルヒネを点滴で使うようになったり、白血球、赤血球、血小板の数値は下がる一方で、多い時は1日おき、2日連続して輸血することも珍しくなかった。

それでも全コースの治療が終了し、無事退院する。2006年11月15日。

しかし2007年2月22日に、二度目の再発。

 

横山さんは、あとがきにこう書いている。

 歩くこと、話すこと、見ること、聞こえること、喜ぶこと、悲しむこと、そして生きること。当然のようにできている人間は何とも思わないけれど、これらはすべて当たり前のことなんかじゃない。私もバレーボールをやっていたころはよく「休みが欲しい」などと思っていましたが、突然病気になってバレーボールが出来なくなってから、当たり前にバレーボールをしていたことが、それだけでどんなにすばらしいことかに気が付きました。

 どうか、この世の中で、生きたいと願っても、生きられなかった人がたくさんいることを知って下さい。

 そして、みなさんの大事な、たったひとつの尊い命を大切にしてください。

 今という瞬間を大事に生きて下さい。

 

2008年4月17日。

本の完成を見ることなく、横山友美佳さんは永眠した。

 

明日もまた生きていこう 2

一回の治療は、三週間を1クールで、それを14クールの予定で行う。だからあの苦しい思いを、あと13回もやらなければならない。

それでも、入院中恋人に突然別れを告げられ、失恋を経験することになったり、一番気にしていた髪の毛が抜け落ちることなど、苦しみに何度もくじけそうになりながらも、横山さんはそれを乗り越え、癌細胞が消え、予定通り約1年で退院する。

またそんな苦しみを抱えながらも、入院中は勉強が遅れないようにと、病院内にある養護学校に通うようになり、遂には早稲田大学を受験し、現役で合格してしまうのです。

しかし横山さんの試練は、これで終わりではなかった。
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明日もまた生きていこう

「明日もまた生きていこう」

これは、バレーボールの木村沙織選手の1年後輩にして親友、また高校1年生時に春高バレー準優勝、2004年、高校2年生で全日本代表に初選出、7月に開催されたワールドグランプリに最年少メンバーとして出場した、横山友美佳さんという方の著書です。

副題は、

「十八歳でがん宣告を受けた私」

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体罰か体罰でないのか

流経大柏の松井監督 体罰で辞任「真剣さに欠ける」と胸突く
スポニチアネックス 1月30日(金)5時31分配信

今年度の全国高校ラグビー大会に20年連続22回目の出場を果たした名門・流通経大柏高(千葉)の松井英幸監督(53)が、部員に体罰を行ったとして、1月31日付で監督を辞任することが29日、分かった。併せて退職する。同校の植村宣教頭(59)は「あってはならないこと。再発防止に努める」と認め、すでに県の学事課には報告済みという。

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子供が我儘になるかは親次第

「ずる」をして勝てば、勝ちたいと言う目標を達成出来るかもしれません。しかしそんなことをして勝っても、子供には当然悪いことです。

正々堂々と向き合っていく取り組み方をしなければ、たとえスポーツをやっていても、子供に悪い影響を与える。

これは子供だけでなく、指導者や親の問題でもあり、勝つことに囚われ過ぎると、親や指導者がそうしたことを、子供にやらせていることがある。

 

「ずる」などと言えば、「そんなことはしていない」と多くの人は思うでしょう。しかし、

正々堂々向き合った取り組み方をしているのか

ピュアな気持で取り組んでいるのか

また、そうした気持ちで応援出来ているのか

と言われれば、少し怪しくなってくるのではないでしょうか。

 

少し難しい話ではありますが、
勝ちたいと思う心は、邪心も生みやすいのです

 

アスリートは痛みを取っても意味はない

体が痛くなれば、一刻も早くそれを取り除きたくなるでしょう。
しかし痛みが取れれば、本当にそれでいいのでしょうか?

例えばスポーツをやっているのなら、重要なのは痛みを取る事よりも、上手くなることだと思います。

痛みがあれば練習も出来ないし、上手くなれないじゃないか!

と思うかもしれませんが、簡単に言うと「下手だから痛くなる」のです。

 

確かにプロアスリートのように、技術の高いアスリートであっても怪我はします。しかし、そういう人たちは、学生時代は体を余り痛めません。

体を痛めているのは、プロになるようなアスリートよりも、パフォーマンスが低いアスリート達です。

更にもっと言えば、イチローは大きい怪我をしない

そうしたことを考えた時、
果たして痛みを取ることに意味があるのかどうか。

 

そうではなく、

何故痛めてしまったのか

傷めないようにはどうしたらいいのか

そうした取り組みをすることの方が、重要なのではないでしょうか?

痛みを取っても意味はない。

スポーツは子供を我儘にする!? 3

スポーツもやりさえすれば、子供にとって必ずプラスに働くのではありません。

健康を害することもあれば、会社と同じように人間関係の問題があったりなど、いい面だけでなく、悪い面もあることが、分かって貰えたと思います。

では本題の

「子供の我儘でもっと強く、もっと上手くなりたいと思っているかもしれない」

ですが、

それは強く上手くなろうと思うこと自体が悪いというよりも、その過程、またどういった気持ちでそう思っているかが重要で、それによっては我儘になってしまう、我儘を助長してしまう、我儘に育ててしまう恐れがあるという事です。

 

例えばドラえもんに出てくるのび太が、ジャイアンに勝ちたい、テストでいい点を取りたいと思ったとします。

その時に、ドラえもんの道具を使ってそれを達成したとしても、それはのび太自身にとって本当にいい事ではなく、ただの我儘になってしまう。

 

同じように毎日好きなだけ食べて、飲んで、運動もしない。それをサプリメントを飲んで痩せようとするのは、我儘です。

腰や膝が痛くなった、病気になったといった時に、原因である生活習慣を変えることなく、薬や整体だけで治そうと考えるのも我儘。

また長年の症状を直ぐに治そうと考えるのも我儘ですが、そういったことはスポーツにも当てはまる。

 

試合に勝ちたい、強くなりたいと思うことはいい。

しかし、本筋から外れた考えを持っているのなら、それはスポーツであっても我儘であるため、いいことではないのです。

それをスポーツはいいものだからと思い込んで、また子供がやりたいことだからと、子供の言うことは全て聞く、応援するようなことをしてしまうと、我儘を助長し、我儘な子供に育ててしまうことに繋がってしまいます。