今日は少し違う話を。
先週行ったセミナーで、腕回しを行いました。腕回しも簡単なようで難しいですね。
いいやり方であれば、やればやるほど解れるけど、ダメなやり方では、やればやるほど力む癖が付いて、肩を痛めやすくなったりする。
またメジャーの前田健太選手が、マエケン体操を行っていますが、あれを見よう見まねで行っても、殆どの人にはまず意味ないです。余計におかしくなる。
形がなんとなく似ていても意味ないのです。
重要なのは、本質が同じかどうか。また本質が同じであれば、形は何でもよくなるので、必ずしもマエケン体操じゃなくてもいい訳です。
マエケン体操
何でもそうですが、見抜く力と真似する力がなければ、ただの物まねにしか過ぎず、似て非なるものです。
子育てでも一流アスリートが子供の頃に、水泳をやっていた、書道をやっていたと言って、それをやれば一流になるんだと真似しても、まずなれない。
筋トレにしても、いくら一流がやっていても、筋トレをやったからと言って、一流にはなれない。
それは形を真似しているだけで、問題なのは本質はどこにあるかを見抜いて、本質を真似ることです。
私がセミナーで見せた腕回しは、かなり高速で回す腕回しでしたが、それでも7割ぐらいに抑えていました。
それ以上速くすることも出来るけど、それ以上スピードを上げると痛めてしまうのです。
一般的には、プロペラの様に回る速い腕回しなど見たこともないでしょう。
で、セミナーに出た人しか意味が少し分からないかもしれませんが、痛めるというのは、これと同じ。
以前も紹介したイチローと稲葉さんの対談動画。
普段遠投をやっているイチローがピッチャーをやったら、筋肉痛で三日間動けなくなったようですが、これと同じことです。
普通の痛めるのとは少し違う。
それとついでに、この動画にしても、見る人のレベルによって、理解のレベルは全然違いますが、セミナーに参加して勉強している人なら、以前見た時と今とでは、また理解の仕方が変わっているかもしれません。
こうしたように、徐々に深い所に行くのですね。
イチローはただやみくもに努力しているのではなく、相当頭を使っていて考えた努力をしています。