腰痛になって旭川の整骨院や整体などに行って、マッサージを受けたりすることがありますが、その時は気持ちがいい感じはあっても、家に帰る頃には直ぐまた元の状態に戻ったり、場合によっては揉み返しにもなったりなど、腰痛が治らなかった経験のある人方は、割と多くいるかと思います。
肩こりもそうですが、その時は気持ちがいいけど直ぐに戻ってしまうのは、凝りが全く解れていません。
時間をかけて揉んで貰ったりすれば、解れるような気がしますが、それはその時にやって貰った気になるだけです。
もしそういったすぐ戻るようなマッサージであれば、1時間受けても、2時間受けても、また毎日受けたとしても、腰痛が治るどころか、逆に体を悪くします。
ではなぜ全く凝りが解れないかと言うと、その原因は「力み」です。
「力み」と言われると、強く押したり揉んだりされることが力みで、弱い力で押されたりすることが、力みじゃないやり方だと思われていまますが、そうではありません。
強くても力んでいないこともあれば、弱くても力んでいることがあります。
よくマッサージを受けていて、もっと強く押したり揉んだりして欲しいと感じたりするのは、弱い力で力んでいる場合です。
力みとは力の強さではなく、力の質のことなのです。
例えで言うと、嫌がっている人を無理やり連れて行こうとするのが力み、反対に相手に安心感を与え、自ら行きたがるような状況を作り、連れて行くのが力みではないやり方。
この時、強い力で連れて行こうとしても、力を入れれば入れる程抵抗されるし、
仮に力で無理やり連れて行かれた場合は納得しません。
しかし相手の気持ちの「質」を変えると、それ程強い力を使わなくても、その人自らついて来てくれる。
これと同じようにマッサージの先生が、力んだ体の使い方で体を触ると、受ける人はそれに反応し緊張します。
人間は相手に反応するようになっているのですが、緊張している人を見ていると、こっちも緊張したといった経験は、あるでしょう。
また無理やり強い力で、押されたり揉んだりされれば、痛みなどを感じ、力が入ってしまったこともあると思います。
こういったように緊張や力みは、簡単に移るのですが、強い力で押されたりしなくても、実は触られただけでも、簡単に反応してしまうのです。
赤ん坊であれば、強い力を入れなくても、慣れない人が緊張し、ぎこちない体の使い方で抱っこをされれば、それを嫌がり泣き出すと言えばわかるでしょうか?
もし緊張すれば、筋肉に力が入って硬くなるので、凝りは解せません。
凝りが解れなければ、腰痛も当然治らない。
また硬くなっているものを、無理に力を入れて解そうとすれば、逆に筋肉を傷めてしまいます。
揉み返しになるのは、ここに原因があります。
それと力が入って硬くなっているので、深部の凝りまで届きません。
これがもっとやって欲しいと思う原因です。
反対に力まなければ、スッと深部の凝りに届くことも出来るし、揉み返しにもなりにくくなります。
たまに「私強くやって貰わないとダメなの」と言う人がいますが、それは力んだマッサージしか受けたことのない人です。
力まないマッサージであれば、弱い力でも深部の凝りまで届くので、強くやって欲しいとは余り感じません。
しかし残念なことに、ほとんどが力んだ施術しか行われていません。だから強くやってくれる所を探す人が多いのです。
汗だくになって一生懸命マッサージしている先生は、一生懸命なのでいい先生にも思えますが、
実際には嫌がる人を、無理やり連れて行くように、力が入って抵抗している所に、更に力を入れている力んだマッサージを行っている典型例です。
こういうマッサージを受けても、腰痛はよくなりませんし、直ぐもとに戻ります。
腰痛を治す、また凝りを解すには、力まないマッサージや施術を受けることです。
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