どうでもいい話ですが、肘の力と書いて「臂力」と昔言われていて、それが大事だとされていた。
これも分からなくて苦労した。何しろ解剖学の本を見ても、上腕や前腕にはあるけど、肘には筋肉ないですからね。一応肘筋(ちゅうきん)という筋肉があるけど、どう考えてもそれではない。
それも少しずつ分かってきましたが、そうすると全然力を入れていないのに、物凄い力が出る。
よくボクシングでハードパンチャーとか、もしくは野球でホームランバッターと呼ばれる人たちは、天性のものだと言われたりしていますが、天性と言えば天性なのだけど、他の人がそうなれないのかと言えばそうではなく、体の使いかを工夫することによって、身につけることも出来る。
ただ今の段階では、スポーツ科学が進んだ今も、それがまだ分かっていないです。
一流の選手たちにしも、元々出来たものだから、それが何なのかが具体的に分かっていない。だから後輩などにアドバイスをすると、違うようなアドバイスになったりもする。