軸の重要性

どうでもいい話ですが、肘の力と書いて「臂力」と昔言われていて、それが大事だとされていた。

これも分からなくて苦労した。何しろ解剖学の本を見ても、上腕や前腕にはあるけど、肘には筋肉ないですからね。一応肘筋(ちゅうきん)という筋肉があるけど、どう考えてもそれではない。

それも少しずつ分かってきましたが、そうすると全然力を入れていないのに、物凄い力が出る。

 

よくボクシングでハードパンチャーとか、もしくは野球でホームランバッターと呼ばれる人たちは、天性のものだと言われたりしていますが、天性と言えば天性なのだけど、他の人がそうなれないのかと言えばそうではなく、体の使いかを工夫することによって、身につけることも出来る。

ただ今の段階では、スポーツ科学が進んだ今も、それがまだ分かっていないです。

一流の選手たちにしも、元々出来たものだから、それが何なのかが具体的に分かっていない。だから後輩などにアドバイスをすると、違うようなアドバイスになったりもする。

続きを読む

体の使い方の世界

昔ウエイトトレーニングを本格的にやっていたけど、ベンチプレスで120キロぐらい上げれる様になった辺りから、ふと、「これじゃあ外国人に勝てないんじゃないか」と思い始めた。

その当時で言えば、体重を70キロに増やせば、140キロは何とか上げれるとは思いましたが、60キロのままでは、難しい気がしたし、体重を増やしたとしても、200キロをとてもあげられる感覚は無かった。

そうすると、階級制のあるスポーツであればいいけれども、そうでないものでは、外国人のパワーにはとても太刀打ちできない。それであれば、他のものをもっと強化していくべきなんじゃないだろうか、と言う考えが出ていたのです。

 

またその頃、高岡英夫さんの本を読んだり、桑田真澄さんが、甲野善紀さんに古武術の指導を受けて復活したり、桐朋高校バスケとボール部が古武術を取り入れ、結果を出したり、末次慎吾さんがナンバ歩きを取り入れて、200mで銅メダルを取ったりしていた。

そうしたことから、日本人が外国人に勝つためには、また日本人が金メダルを取るためには、体の使い方を勉強していくしかない、と考える様になった。

続きを読む

スポーツと投資の世界

日本で投資をやる人はまだ少ないですが、投資でお小遣い程度、金利程度を稼ぐというのは、それ程難しくはない。

また海外の銀行で、預金口座にマイナス金利を導入している所もありますが、その影響が日本に来ると、いずれ日本でも、貯金したらマイナスになるなんてことが起こるかもしれないので、今の内から、投資を勉強しておくことも、いいとは思います。

銀行も今は大きく変わって来ていますからね。

 

ただ投資を勉強することも悪いことではないし、お小遣い程度稼ぐことは難しくはありませんが、投資でお金を儲けようとするのは、中々難しい。

何故か?

それは投資がギャンブルだからではない。

続きを読む

ダルビッシュの体調不良の原因?

ダルビッシュ投手が2016年から様々体調に苦しんでいたようで、それがようやくよくなったとか。

私は最近になって少し見る様になったものの、スポーツを余り見なくなった。ただスポーツニュースは見たりするので、多少そこで見ることがありましたが、いつだったか、またブログに書いたのか、それともセミナーでチラッと話したのだった忘れましたが、ダルビッシュの歩き方がおかしいことが気になり、大丈夫だろうかと思った。

それがやはり、当たっていたのですね。

一流の選手であっても、自分の体が分からなかったりするし、治せなかったりする。

続きを読む

なりたいでは夢が叶わない訳

金持ちになりたいとか、プロアスリートになりたいとか、何かになりたいと思うことは、よくありますが、中々夢は叶わないですね。

では何で叶わないのかと言うと、そもそもなりたいと思っていると、叶わなくなる。考えている事そのものが、間違っているのです。

これについては、今までも何度も説明してきましたが、今日はもう少し分かりやすいように、違う説明をしてみたいと思います。

 

まず少し身近な例で、「痩せたい」で考えてみようと思いますが、いくら痩せたいと思っても、中々痩せない。

それは何故かと言うと、痩せたいと思いながらも、運動したくないとか、甘いもの食べたいとかがあったりしますよね?

その運動はしたくない、甘いもの食べたいといった気持ちは、言い換えれば痩せたくないという気持でもあり、痩せたいという気持ちとは、逆の気持も同時に持っていて、

そのため痩せたいと思いながらも、それも行ったり、それを優先させたりするために、痩せることが出来ない。

続きを読む

原因の兆候と運命の分かれ道

生きている中で、痛み、病気、事故、災害、失恋、会社の倒産、リストラなど、出来れば経験したくないようなことが、色々とありますが、全ては突然のように思えても、100%突然にやって来るものではないです。

たとえば死ぬ時にしても、私は未だ確認したことはありませんが、三日前には体のある部分に硬結が出るそうで、それが出たのであれば、何をやってもダメだそうです。

なんだか北斗の拳みたいな感じですね。

それはさておき、必ず何らかの兆候が出ていて、そのサインに気づけずにいると、自分としては、突然降りかかって来たかのように感じてしまう。

続きを読む

壁と合気道

合気道で「座りの呼吸法」と呼ばれるものがあります。

お互い正座した状態から、相手に両手首を持って貰う。そこから基本の型では、相手の脇口に腕を伸ばして、相手の肘を上げ、そこから横に倒したりする。

しかし相手が投げられまいと、踏ん張ったりすると、基本の型通り出来ない事もある。

 

そうすると、「合気」と呼ばれるものが分かっていないと、正面に押してダメだから、横はどうだと、左に押す。

しかし左がダメだったから、今度は右にしてみたけど、それもダメで、じゃあ下はどうだ、上はどうだとやるのだけど、全部出来ない。

これは本人にすれば、色々試しているようだけれども、実は質的に全て、全く同じことをやっている。だからどんなに右だの左だのとやっても出来ない。

右とか左とか形の問題ではなく、質の問題で、質を変えなければならず、その質を変えることが中々難しいのですが、この「座りの呼吸法」は、壁に対する対処、考え方と全く同じなのです。

続きを読む

壁にぶち当たる重要性

災害があることは、困ることではあるのだけど、災害があることによって、色々な対策を取るようになり、次に災害が起きた時には、被害を抑えることが出来る。

旭川にしても、明治、大正、昭和と、昔は水害が多い地域でしたが、治水工事などを進めて行ったことで、去年水害があったものの、それでも昔のような水害は起こらなくなった。

北海道胆振東部地震にしても、それが起こったことによって、道内の電力需要の約半分を担っていた、苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所一つに、電力供給を過度に頼っていた、「集中電源」の問題があらわになり、その対策が進められるようになりました。

 

つまり何らかの失敗は、デメリットだけではなく、問題に気づき、対策を取るというメリットもあり、それがあることによって、進化していくことが出来る。

逆に言えば、進化のためには失敗が必要であるとも言えるし、そうした経験がなければ、問題に気づかなかったり、中々対策を取ろうとしない。

続きを読む

間違いは変えられない

スポーツで、間違ったことを教えるリスクというのを、余り考えたりしないのですが、一つは元々投資など行わないこともあり、リスク管理の考えを持っていないことがあるのと、もう一つは、間違ったことをしても、変えられるという考えにある。

もちろん人間は間違う生き物で、日々毎日数えきれないほどの間違いを犯しているし、スポーツでも間違うことは当然のことで、一流のアスリートや一流の指導者であっても、間違うことは当然ある。

 

3割バッターのようなものだと言えば、分かりやすいかもしれない。

3割バッターは、裏を返せば、7割失敗しているのですが、それでも3割打てれば成功になる。同じように人間は、数多くの間違いをしているのだけど、3割合っていれば、もしかしたら成功と言えるのかもしれない。

自信があるようなタイプは、「自分は正しく、間違うことなんかない」と考えますが、それは間違いに気づこうとしていないだけで、大体の人は、9割ぐらい間違っているものなんです。

続きを読む

どれだけ基礎や基本が出来ているかが全て

成功する人、上手く行く人と、そうでない人との違いは、基礎や基本が出来ているかどうかの差だと言ってもいいと思います。

武道では、「基本に始まり基本に終わる」と言われたりもしますが、一般的には「そんなの基本的なことだぞ!」と、基本とは簡単なこととして、扱われていますが、そうではなく、基本こそが最も難しいことでもある。

 

最近話題の八村塁選手にしても、プロになってからも、基本をみっちり練習させられているとか。バスケットボールの神様、マイケルジョーダンも、基本の練習をみっちりやっていたそうです。

しかし、そういったレベルの人程、基本の重要性が分かっていたり、また運よく基本の重要性を教えてくれる指導者がいたりしますが、そうしたレベルでない人程、自分がちょっと出来るようになったら、「基本が出来る様になった」、「基本は出来ている」といった考えを持つようになり、テクニック的なことに走る。

続きを読む