生まれつき障害を持って生まれた人は、自殺はしません。懸命に生きようとする。
しかし健康に生まれた人が、何かあると自殺したりする。
私自身も、手足が無くなったりでもすれば、相当落ち込む自信がありますが、成功や便利を一度手にすると、それを手放せなくなるように、健康な体で生まれて来た人は、それを失うことをプライドが許さないのです。
健康を害したり、何かあった時落ち込んでしまうことは、当たり前でもあります。
しかし、こうしたことを時折考えてみると、いかにただ生きているだけでも、本当は幸せであるということが、多少分かったりするのではないでしょうか。
手がある、足がある、動ける、食べることが出来る、話すことが出来る、見ることが出来る。
普段当たり前になっていると、それに対し何も考えませんが、当たり前が当たり前であるとは限らず、本当は当たり前になっているものこそ、それに感謝すべきものなのかもしれない。