愛の力はある 4

今の時代は忙しくストレスが多いため、本当に十分な愛情を受けて育つという事は余りなくなって来ています。そのため親は色々苦しくて、その影響を受ける子供もまた苦しい。

資本主義、競争主義の世界の中で色々と洗脳されていているので、その延長で子育てをすると、どうしたって苦しくなるのです。

男女平等、女性の社会進出と言うのは、一見もっともらしいですが、それによって共働きになるなどして、子供に愛情を与える機会が減る、ストレスが増えるなど、多くの問題を抱えることにもなっているでしょう。

 

また勝ち負けなど競争主義の中で生きていると、何にでも見返りを求めてしまいがちになります。

私はこんなにしてやったのに、何でお前は何もしないんだ。ご飯を作ってあげているのだから感謝しなさい、などなど。

自分の労力に見合うだけの見返りが返って来ないと、相手にそれを要求する。

期待をかけるというのも難しくて、子供にしても身近な誰かにしても、期待という労力をかけると、「ここまで期待したんだから、その期待に答えろ」と、その見返りを求めてしまう。

期待をかけることそのものは悪くないですが、期待の見返りまで求めてしまうと、それでおかしくなる。

投げやりになるのとも違うし、期待をかけることで成長することもある。またその期待がプレッシャーになる事もある。だから非常に難しい。

 

上手く行かない人やストレスを抱えている人は、見返りを求めてしまう傾向にあると思います。

そんな事は無いと思うかもしれませんが、自分がやりたいことをやらないこと、努力感を感じるものをやっているのであれば、報われたいと思うから、必ず見返りを求める。

台湾人の知り合いによれば、日本のように手土産を持っていったりする習慣は無いと言います。その人に何かあげたかったら、ただあげるだけで、そこに見返りは求めない。

しかし日本の場合は、ご祝儀いくら貰ったから、いくら返さなきゃならないというように考え、何でもそんな感じになってしまいやすい。

これが本当に愛に満ちている人であれば、見返りは求めていなく、そうした人や考え方は、治す力さえも持っている。

 

残念ながら今の時代で、中には本当に素晴らしい人もいますが、完全に見返りを求めないでいるというのは、難しいと思います。

しかし今すぐ完全にはなれなくても、割合はなんぼか変えられる。

まず自分のやりたいことをやるようになれば、それで満足できるから、見返りを求めることはなくなります。

しかし自分が本当にやりたいことではなく、何らかの魂胆があると見返りを求めて、また返って来ないと、返してくれるまで復讐の鬼となる。笑

だけど鬼みたいな人や、くれくれ、よこせと言ってくる人、スケベ心がある人には、皆逃げていくし、ギャンブルで負けた分を取り戻すみたいなことをやっていると、益々借金地獄になってしまう。

 

借金地獄にならないためには、まず自分に気づくことです。

見返りを求めるのも、自分では気づいていなかったりします。

また見返りで破産寸前みたいな人は、自分に気づくのが嫌だから、他人に意識を向けて気を逸らしている。

 

とは言うものの急に人は変れないし、見返りはやっぱり欲しい。笑

そんな時はどうすればいいか?

ものは試しと、見返りを正直に言ってみる。

買い物だって同じようなものですから、何らかの見返りを求めているのであれば、事前に説明し、お互いが納得すれば、マネー成立。

交渉が上手く行かなければ、ノーマネーでフィニッシュ。笑

そんな感じでいいんじゃないでしょうか。

またそれを続けていると、次第に自分のやりたいことをやるようになって、見返りも求めなくなっていくと思います。

そうしたら色々楽になって、上手くも行く。

 

学生の時に先生が、タバコを吸うなと注意する時に、「お前らの健康のためだ」などと言っていた。

だったら何で子供が入って来る職員室でタバコ吸ってんだと思った訳です。

そんな口から出まかせを言うのであれば、

「お前らは未成年だから吸えねぇルールなんだ、文句があるんだったら、自分が大人になった時、子供も吸えるようにお前らが法律を変えろ!」

「お前らはよぅ、学生である以前に日本に住んでんだ。だったらそのルールに従わなきゃなんねぇんじゃねぇのか?お前らの中にもお前らのルールがあるだろ。それと同じように日本でルールで決めたんだ。それに従えねぇなら、日本から出ていくか、先生ごときを相手にしねぇで、国を相手にして訴えてみろ」

みたいに言ってくれた方が納得する。

ちなみに私はタバコは吸ってません。笑

 

それと同じように、子供にお前の将来の為だから、などと出まかせを言うのではなく、自分が思っていることを正直に言う。

将来的に年収がいくら以上あった方がいいと思っているから、今勉強した方がいいと思っている。大学に行ってくれないと世間の目が恥ずかしいから、大学に行って欲しいなど。

何でもいいですが、自分の思っていることを正直に言う。

それでダメならノーマネーでフィニッシュになってしまいますが、こっちの方が上手く行くと思います。

 

これも結局自分の事がよく分かっていないと、自分のためにやっていることを、子供のためだと錯覚したり、見返りのためにやっていることに気づかずに、上手く行かなくなってしまうので、まずは自分は見返りを求めているんだと気づいて、それが欲しいこと、望んでいることを自分で認める。

そうして行く内に、見返りのワンクッションを置いて、一々面倒くさいことをしなくても、こういう時はダイレクトにした方がいいなと言うのが分かって、自分のやりたいことを素直に出来たリする。

そんな感じになっていくと、勝ち負けの世界とは違う世界、力まない世界が少し見えてきて、物事が上手く行くようになったり、健康的な生活へとなっていくのではかいかと思います。

また昔の日本人のような和の心みたいにもなれるかもしれませんね。

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