感動しやすくもなり、感動しにくくもなる

年を取ると涙もろくなるとは言いますが、平昌オリンピックで、髙木美帆選手などの活躍を見て、感動した人もいると思います。

ただ同時に大人になると、感動を失っていきやすい面も持っている。

たとえば海を見たことの無い人であれば、海を見れば感動すると思います。また雪を見たことが無ければ、大人になっても感動するでしょう。

しかし大人になって色々と知識や経験を重ねると、大体のことは覚えてしまい、感動しなくなってしまうのです。

 

私にしても感動しやすい面もあるし、全然感動しないような所もある。

こちらの動画を見てみて下さい。(3:45)

「Father’s Drive ~3人のドライバーの中からお父さんを見分けるという実験~」

 

・参加者は6歳〜76歳の親子100組。

・アイマスクを装着し、父親、プロ(タクシードライバー)、初心者の3名が運転する車の助手席に順不同で乗車。

・それぞれのドライバーと特設コースを約2分間ドライブし、降車後、「父親が運転した車は何番目か」を回答してもらう。

・ドライバーの3名は乗車前に消臭剤を使用。車中での会話および音の出る行為は一切禁止して行った。

 

この動画は再生回数100万回を超え、感動者が続出したのだとか。

どうでしたか?

 

感動しましたか?

 

私は

 

これ見て、

 

何にも感動しねぇ~。笑

 

「ドライブを通じて、子どもは、親のぬくもりを全身で感じていました」

って言うけど、

 

「どうして運転のプロと、初心者なんだ?」

「親のぬくもりの実験だったら、普通の父親を用意せぃ!」

 

と、思ってしまうので、感動する暇がない。笑

 

もっと言えば、他の運転手二人が、運転の癖を真似て運転し、そこで父親を選ぶことが出来たというのであれば、もしかしたらぬくもりなのかもしれないけど、癖で判断するなら、それは癖であって、親のぬくもりだとは言い切れない。

まぁ、

別にぬくもりでもいいよ。笑

 

だけどそうすると、三割の子供が、親のぬくもりを感じれなかった、ということになる。

「7割の子供が、親のぬくもりを感じることが出来れば、大変素晴らしいことなんだ」、でいいのでしょうか。

そうしたことを考えてしまう為に、私の場合、何一つ感動しないのです。

 

しかしこれは感動した。

千と千尋の神隠しの主題歌、「いつも何度でも」をウクライナ出身の歌手、ナターシャ・グシーさんが、歌っている。

「チェルノブイリ原子力発電所爆発事故」によって被曝した話を聞き、更に歌も聞けば、感動すると思いますが、そのストーリーを知らなくても、こころに響く歌い方をされているので、歌だけで感動する。

こちらの動画は、一度見ることをお勧めします。(9:57 歌は5:28辺り)

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