なりたいでは夢が叶わない訳

金持ちになりたいとか、プロアスリートになりたいとか、何かになりたいと思うことは、よくありますが、中々夢は叶わないですね。

では何で叶わないのかと言うと、そもそもなりたいと思っていると、叶わなくなる。考えている事そのものが、間違っているのです。

これについては、今までも何度も説明してきましたが、今日はもう少し分かりやすいように、違う説明をしてみたいと思います。

 

まず少し身近な例で、「痩せたい」で考えてみようと思いますが、いくら痩せたいと思っても、中々痩せない。

それは何故かと言うと、痩せたいと思いながらも、運動したくないとか、甘いもの食べたいとかがあったりしますよね?

その運動はしたくない、甘いもの食べたいといった気持ちは、言い換えれば痩せたくないという気持でもあり、痩せたいという気持ちとは、逆の気持も同時に持っていて、

そのため痩せたいと思いながらも、それも行ったり、それを優先させたりするために、痩せることが出来ない。

 

それと、仮に痩せたいと、どんなに100%本気で思っていたとしても、同時に運動したくないとかの気持ちを持つことが出来る。

そうですよね?

それでも痩せたい気持ちには、嘘偽りはなく、痩せれるものなら100%痩せたい。

だけど運動しなやきゃいけないとか、食事制限しなきゃいけないとか、生活を変えなきゃいけないとか、誰かにばれて恥ずかしい思いをしたくないとか、色々言ってくる人があるとかがあると、痩せたいけどこれは仕方ないんだとなる。

 

また痩せたいと100%本気で思っているものだから、自分では100%の本気を出しているかのような錯覚をし、

「痩せるつもりなんかないんでしょ?」

などと言われれば、強く痩せたいと思っていればいる人程、

「私がこんなに痩せたいと言っているのに、あなたは何を言っているんだ!」

といった感情になる。

しかしその本気はあくまでも、100%痩せたいの本気なのです。

 

自分が持っているエネルギーは、元々の金持ちの様に、元々凄い人、エネルギッシュな人、才能がある人であれば、その総量も多くていいかもしれませんが、普通の人が持っているエネルギーは限られている。

だから普通の人であっても、そのエネルギーを一つのことに集中して使えば、大きな力になりますが、痩せることだけに集中して使うのではなく、それ以外のことに、分散させて使っていれば、痩せることに使うエネルギーが、

「お客さん、これじゃ足りませんよ!」

みたいになる。

またそのエネルギーと、才能ある人が、更に一つのことに、エネルギーを集中させて使ったものとを比べれば、全く勝負にならない。

 

自分で100%本気だと思っていれば、まさか本気ではないなど、自分では思いもしないものの、よくよく分析して考えてみれば、他のこと全てを犠牲にしてでも、それを実現させるために行動取れるのかと言うと、決してそうではない。

たとえば、

 

お金を全てそれ中心に使えるのか?

時間、手間暇を全てそれ中心に使えるのか?

プライド、過去の栄光を捨てでも、それを手に入れたいのか?

周りとは自分だけ違う行動を取れるのか?

周りから馬鹿にされようとも、それに負けずに出来るのか?

 

といったこと、それら全て出来ると言うのなら、本物です。

しかし殆どの場合はそうではなく、また逆にそうじゃないのであれば、あくまで

「なりたい」

で、その本気は、なりたいの本気。

 

そうすると、自分には何か都合の悪いことがあると、やらないということで、一生懸命努力するにしても、自分がやりたい範囲、限定した範囲でやる。

コンビに行きたいぐらいのレベルであれば、小さなエネルギーで済みますが、プロアスリートぐらいの、とてつもなく大きなエネルギーが必要なものだと、エネルギーが全然足りない。

 

プロアスリートのような大きな夢や目標を、実現させられるかどうかは、100%純粋な気持ちで、「決断」しているかどうかで、それがあると、全てのエネルギーを使える。

そうしたことをしている人であれば、大きな夢や目標も叶えれるでしょう。

 

なりたいという言葉は、とても使いやすいし、「なりたい」も「なる」も、どちらも似ていますが、中身には雲泥の差がある。

大きな夢や目標を実現させるためには、なりたいからなるに変え、全てを捨てて、出来ること全てをやる。

後はそれをコロコロ変えたり、道に反れたりせず、ひたすら続けていけば、実現する。

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