プロアスリートになる難しさ 2

ついでなので、もう少し説明すると、例えば親の意識改革に2年かかるとします。

しかしイチローの親の様に、生まれた時から、それなりの考えを持っているのと、2年経った状態からのスタートでは、スタートの年数が違う分、結果が出るまでには、時間がかかる。

そのため出来ることなら、早ければ早い方がいいですが、遅くなった時には、一般的なプロアスリートコースというよりも、亀のように一歩一歩地道に進む道を行く。

 

そうすれば、高卒でプロになるとか、プロ一年目から結果を出す、というようにはいかなくても、地道にいく心構えを持ち続けていれば、いずれ追いつき、追い越すことも出来る。

結果を焦ってはならない。

それともう一つ。

 

指導力のない監督のチームに所属している場合、いかにそこで教えられることをやらないか、いかに全く逆の発想を持って、練習に取り組むか、また自分の信念を持ち続けるか、といったことが必要になります。

私の所に通う子供も、部活の先生にちょっとでも教えられると、直ぐ変な癖が付き、フォームがおかしくなりましたが、そうした色々な妨害から避ける取り組みも行わなければならない。

理想は、監督も環境も全て整っていることですが、皆が皆全てを整えることは出来ないので、それぞれの状況に合わせたこと、出来ることをやるしかありません。

 

ただ長所は短所であり、短所は長所でもありますが、その発想からすれば、チームの監督が、指導力のない監督であっても、考えようによっては、それを長所にすることが出来る。

例えばプロになっても、コーチや監督に恵まれるとは限らず、潰されたりすることもありますが、それを小学生の段階で、あらかじめ体験、練習しておくのです。

これが素質才能に恵まれ、エリートの様に一度も挫折することなく、すんなりプロになってしまうと、そうした経験がないため、行き詰ることが少なくない。

短所もそれを上手く利用することが出来れば、後々必ず役に立つ。

もちろんこれは、監督以外の優秀な指導者についているか、親自身が分かっている場合です。

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