整体スクール終了

先週の土曜日、三か月の整体スクールが終了しました。

整体スクールと言うと、整体の勉強をする所というイメージだと思いますが、私としては、ただ整体の技術を覚えた所で、何も意味がないと思っています。

もちろん整体の仕事をする人や開業を目指す人、家族などに施術をするのに、整体の技術を勉強することは、役に立ったりすると思います。

しかしそんなことは、小さい事なんです。

それよりもっと大きなこと、大事なことは人生で、それがあってそのための一つとして整体がある。

 

例えばスポーツでよくある間違いが、パフォーマンスを上げる一つの手段として筋力トレーニングがあるのに、筋力トレーニングが最優先事項、絶対条件のようになってしまっていたりします。

そのため間違ったトレーニングが原因で怪我をしたり、パフォーマンスを落としたりしていても、全く気付かない。

しかし意識的には、パフォーマンスを上げることが上で、筋力トレーニングはその下にあるような気がしている。

 

ウォーミングアップにしても、怪我の予防やパフォーマンスを上げることが目的なのに、真面目な選手などは、ノルマをこなすことに一生懸命となり、その結果体は無視され、ウォーミングアップの無駄な疲労が原因で、わざわざ成績を落としていたりしている。

またそれに気づかず、スポーツを辞めるまでやり続ける。

 

このように自分としては本質的な努力、本質に沿った努力を行っているようでも、何かに気が囚われてしまうと、自分では気が付かない内に、道から外れて行ってしまう事はよくあることです。

子育てなんかもそうですね。

整体にしてもそれは同じことで、あくまで整体ありきではなく、人生があっての整体と考え取り組むべきで、整体を通じて物事の向き合い方、考え方、取り組み方、仕事や人間関係、子育て、スポーツなど、人生に活かせるようにと勉強する。

そうした考えで取り組み、それらが活きて来てこそ、本当に意味のある勉強になる。

 

またもし整体に興味がある人であれば、整体でそうしたことを勉強すればいいし、違うことに興味があって、いい先生から習うことが出来るのであれば、それを通じて色々と勉強する。

自分の好きなことをとっかかりに、取り組めばいいのです。

逆に言えば、何もしなければ間違ったスポーツの取り組みの様に、少し大変だったりするかもしれない。

 

特に今の若いお母さんは、大変で可哀想だなと思いますが、おばあちゃんなど世話をしてくれる人、教えてくれる人、相談に乗ってくれる人が誰もいなくて、一人で育てることなど無理です。

少し大きくなれば、多少落ち着くかもしれませんが、ストレスを多く抱えている。

もちろんお母さんに限った事ではなく、教えて貰ったって難しいのに、誰も教えてくれない中、自分一人で気づく、考える、学ぶ、成長するというのは、今の時代ではもっと大変なのです。

だからもし何か好きなことがあって、そこで学ぶことが出来る人は、素晴らしいと思います。

 

今回は20代の若い女性が2人参加してくれましたが、それもあって今回から気づく力、考える力についても教えることにしました。

それがないと折角勉強しても、勉強のための勉強となって、人生に繋がって行かない。

 

最初は知識も経験もなくて、自分に出来るかどうか不安だったようですが、スクール終了後には、「思い切って参加してよかったです」と言ってくれ、今回のスクールで、人生がいい方向へと変わるきっかけになって貰えたかなと思っています。

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