次にいつも行う中心軸回旋ですが、中心軸が分かりにくいため、どうしてもぶれた回旋になってしまいます。そのため前回体の重みを利用した使い方を行いましたが、それを使って中心軸の姿勢を作る。
そうすると軸が少しできるので、皆中心軸回旋が少し上手く出来ていました。
次は、ちょっとした裏技の紹介。
軸が出来ると、もしくはリラックスが出来た体で、その軸上に真上に持ち上げると、不思議と重くて持ち上がらなくなる。反対に重心が上がっている人であれば、簡単に持ち上げることが出来る。
セミナーに参加してくれている人たちは、体の使い方が変わってきているので、子供や女性であっても、大の大人が持ち上げることは難しい。
しかし武道の技には全て返し技があるように、持ち上がらない体も持ち上げることも出来るようになる。
そういう裏技を見せました。
ただこれは先が進み過ぎている話なので、ブログを読んだだけだと、多分何のことなのかわからないですね。笑
これにも関連してですが、四つん這いになっている相手を、引っくり返すお遊びをやりました。
力で行うと重くて持ち上がりません。また少し持ち上がったとしても、相手に抵抗されると、持ち上げることが出来なくなる。もしくは相手に反応され、逃げられてしまいます。
セミナー参加者にやって貰うと、腰を落とす話をしたせいもあってか、皆腰を落として持ち上げています。一般的にはこれでいいのですが、それでも重いし、踏ん張るから腕も足も疲れるんですね。
そうではなく体をもっと楽に使うと、相手はコロンと引っくり返すことが出来ます。
頑張るほど余計に疲れて、楽にやればやるほど楽に出来るんです。
こういうことが分からないから、努力はどうしても頑張って努力するものだと、誤解されています。頑張るのは頑張るのだけど、楽に頑張らなければならない。
引っくり返すと危ないので、投げられるのは受け身の取れる男性にやって貰いましたが、体の小さい女性の人でも出来てしまいました。