人間は誤解の生き物

人は常に誤解し、また誤解し続ける。

例えばスポーツで、練習をやればいいと思っている人がいる。誤解している訳です。

もしくは自分には、才能がないと思っている人もいますが、自分のことを分かること、見ぬくことは、とても難しい。そのため本当に才能がないとは限らない。これも誤解。

逆に教える側の人間が、「こいつには才能がない」と思っても、実は才能を見抜くことが出来ていなかったり、自分の指導に問題があったりする。

これも誤解。

 

私は普段体操だったり、色々と教えていますが、それを直ぐに正確に捉えられることはありません。必ず我流に変化してしまう。それも誤解。

詐欺師は、イメージ的には人相も悪い様に思えますが、どちらかと言うと、良い人そうに見える。だから詐欺を働かせることが出来る。また詐欺に遭ったと言うのも、誤解したため。

付き合ってみたら、こんな人だとは思わなかった、何て言うのも誤解だし、恋人がいるのだと思ったら、そうではなかったと、誤解することもあるかもしれない。

多数決など、大勢の意見が正しいように思えますが、それよりも一人の天才の意見の方が正しく、大勢の意見の方が間違っていることが多い。これも誤解。

全て誤解なんです。

 

しかし普段自分が正しいと思っているため、誤解していることには、中々気が付けない。

また誤解していることに、気が付かないのは、深く検討することなく、その考えが正しいと思って、次に行ってしまう、確かめないためです。

 

だから誤解をしないためには、思い込む癖や、偏見などを持っていてはダメだし、誤解するものだという前提の考えを思っていないと、誤解したことに気が付かず、誤解し続ける。

もちろん直ぐに決断を下さなければならないこともありますが、よくよく考えることの両方が必要。

よくよく確かめないと、本当の所は中々わからないものです。

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