イチローを一流に育てた父 2

「四年間毎日練習していた」などと言えば、一流のアスリートになったこともあり、相当きつい練習をしてきた、頑張ってやってきたようなイメージを持ってしまいますが、そうではなく、イチローがやっていたのは、練習と言うよりも、どちらかというと遊びの延長。

だから毎日続けることが、出来たのだと思います。

それが練習のような感じであれば、体は疲労するし、嫌になって投げ出したりしてしまったかもしれません。

 

特に熱心な親がやってしまう失敗が、子供に無理強いや強制、頭ごなしの練習をさせること。

最初はそれなりの結果を出すことは出来ても、怪我をしたり、バーンアウトしたりなど、長い目で見た時には、ほとんどいい結果にはなっていません。

 

イチローのお父さんもそうした例を見てきて、そうならないために、強制するようなことはせず、本人のやる気、自主性をなくさせないような努力、工夫するようにした。

また一日も休まず、毎日練習していたのは、プロを目指すというイチローの気持ちがかわらないようにする為と、テレビゲームや漫画、ゲームセンター通いなど、他の誘惑に走らせない為でもあった。

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