日本人は清潔志向だし、テレビでも医者が手洗いをしましょうと勧めています。
そのため何の疑いも無く、手を奇麗に洗うことがいいと思っていますが、手洗いでさえも、洗い過ぎはよくありません。
皮膚には常在菌がいて、皮膚を守ってくれているのですが、何度も洗ったり、石鹸で必要以上に洗ってしまうと、常在菌まで殺菌することになり、かえってウイルスが皮膚につきやすくなります。
また手を洗い過ぎて肌がカサカサになると、角質層の隙間からアレルゲンが侵入し、アトピー性皮膚炎や乾燥性皮膚炎になってしまう。
体を洗うにしても、石鹸を使うことが当たり前になっていますが、肌のことを考えると、実は石鹸は余り使わない方がいいのです。
特に肌が弱い人なら使わない方がいいでしょう。
こうしたことはテレビで何も言われないので、せっせと石鹸で洗うことが常識になっていますが、テレビで石鹸を使うなと言わないのは、もちろん石鹸が売れなくなると困るからです。
私は体を洗うのに、石鹸もシャンプーもほとんど使いません。食器を洗うにしても、洗剤をほとんど使わないのですが、一度もお腹を壊したことはありません。
ちなみにO-157というのは、恐ろしいイメージがありますが、本当はとても弱い菌で、雑菌の多い所では生きていけないのです。
猛威を振るうことの出来るのは、清潔にしてある雑菌がいない所。
それと0-157で重篤になる人は、清潔志向で雑菌とは無縁の生活を送っているような人がなるのに対し、泥んこ遊びをしているような子供は、ほとんど問題が起こりません。