日本出身力士10年ぶりの優勝した琴奨菊ですが、仕切りで上体を反るポーズを行いますね。あれはメンタルトレーニングの専門家である、東海大体育学部の高妻容一教授の教えを受けたことから生まれたようですが、中々面白いポーズです。
実は私もあれと同じことをよくやっています。と言ってもあんなに反ったり、腕を付けたりなど大きくは動かさず、軽く反る程度にやる。
しかしこの動きは、普通の人が真似した所で全く意味がありません。むしろ形だけを真似るとかえって力が出なくなってしまい、パフォーマンスが低下します。
何でも目で見える形は見えるので、そこに飛びつきますが、重要なのは形ではなく、目では見えにくい中身の所。だから中身が同じであれば、琴奨菊と全く同じポーズにならなくても、同じものになりえる。
また逆に言えば、皆それぞれ骨格、体格、筋力、柔軟性などが違うのだから、むしろ全く同じになる方がおかしいのです。と言っても形も完全に真似をすることも難しですけどね。
では中身が何なのかと言うと、簡単に言えばインナーマッスルに刺激を与えて、体を一つにする。そうすることによって、力も強くなりパフォーマンスもあがります。