ゴルフ好きなおじさんであれば、何年も打ちっぱなしに行ったりしていても、それ程うまくはならない。なぜなら練習していないからです。
「いいえ、私は週三回は練習しにいっています」と胸を張って言う人もいるかもしれませんが、上手くなっていないと言うのであれば、何の練習にもなっていない。自己満の練習、ストレス解消をしに行っていただけです。
練習というのは、出来ない事を出来る様にしていかなければなりませんが、どうしても自分が出来ない事はやりたくないので、出来ることだけをやる。だからいつまで経っても上手くならない。
ゴルフで言えば、下手なアマチュアゴルファーは、あからさまにおかしなフォームで打っている訳ですが、本当に上手くなりたいというのであれば、それを直さなければなりませんが、一度身に付けたフォームは崩したくないから、それをやり続ける。
そんな延長で、自分のやりたい練習だけをやる。だから楽しい。だからストレス解消になる。
でも上手くはならないし、練習にはなっていない。
確かにそれをやることによって、維持は出来るかもしれない。しかし維持をすると言うのは、その時点で衰退を意味する。
プロ野球など毎年研究されてくるから去年のままでは通用しなくなるし、トレーニング理論などは常に進化し続ける。またおじさんであれば、筋力柔軟性バランス力など、どんどん低下していくでしょう。
だから維持しようとすれば、必ず衰えていく。
もちろんこの考えはゴルフのおじさんだけではなく、全てのスポーツ、もしくはスポーツ以外のことにも当てはまる。
どうしても自分のやりたいことだけをやって、自分のやりたくないもの、知りたくないものには目を背けたくなる。しかしそれだけでは成長しない。
またスポーツはいいものだというイメージを持たれていますが、子供が好き勝手な練習ばかりやっていれば、どんどん我儘になります。
親は特にそういう所をよくよく見極めなければならない。
楽しくやると言うのは重要なのですけど、夢中になってやるのならいいことですが、自己満の楽しさは快楽のようなもので、我儘になる。
出来ることをいつまでやった所で意味はない。常に新たな課題を持って取り組む。課題を無視していれば、テストで間違った所がいつまでも出来ないのと一緒です。