12月12日のセミナー内容

リクエストがあったので、顎と首の緩め方を行いました。その他には、体の連動を使ったストレッチなどがメイン。

まず最初は前回の続きで、一つのものには二つの側面があり、逆の発想を持つことによって、状況を打開することが出来る。その例として暴漢などに手首を掴まれた時の対処法。

よく合気道や護身術などで、手首を掴まれてそれを外すやり方がされたりしますが、護身術教室では出来ても、実際に外すことは難しい。

それが出来るためには、手を外すための理論をしっかり理解し、その訓練を積まなければ、護身術教室以外の所では出来ないのです。

護身術教室などでは、こうやったら外せるといった、感覚的な教え方がされることが多いですが、セミナーでは、誰でも納得のいく理論を教えました。

 

また一般的には手首を持たれた場合、そうしたように手を外すことが教えられますが、セミナーではそれ以外にも全く違う発想のものをいくつか行いました。

何でもよくありがちな間違いは、やってダメな場合は、もっと頑張ってやろうとする。しかしやり方が間違っているのであれば、頑張ったって無駄なのです。

そのためダメな時、行き詰った時には、よく質を変える事を教えていますが、質を変えると言うのは、形を変える事ではなく、押してダメなら引いてみるのように、真逆のことをやること。

真逆にならなければ、表面上の形を変えたに過ぎない。そのためいかにその囚われを捨てるかが重要になる。

手首を持たれた時の逆の発想としては、3種類。またそれにも関連して、より簡単に手首を外す方法を一つ。

 

次に顎を緩める方法。

顎関節症の方や、歯をくいしばる癖、歯ぎしりをする癖、朝起きた時顎が疲れているなどの症状を改善させる。また顎が解れると、スポーツではパフォーマンスが上がる。

パフォーマンスが上がる検証として、顎を緩める前後で、握力のチェックを行いました。顎を緩めてから握力をチェックすると、皆強くなっている。強くなっていると言うか、本当は普段力が弱くなっているのです。

 

次に首を緩める方法。肩こりや首が回しにくいなどの症状を改善させる。

一つ目は、胸を解して首を緩める方法。これによって横、上を向くのが楽になる。

二つめは、肋骨を解す方法。これを行うと首だけでなく呼吸も楽になる。

肋骨に関連して、肋骨下部を緩める方法。これは腕を使って行う。筋肉は硬くなっている所があれば、伸びやすい所だけが伸びて、硬い所は伸ばしても伸びない。この性質を利用する。姿勢も楽になる。

続いて呼吸を使って、肋骨を緩める方法。これで更に呼吸が楽になり、胸の詰まりも取れ、楽に胸も張れる。

 

次に女性が多かったのもあって、美しさの話。何が美しさを感じさせるのか。美しさを表すためには、何と何が必要になるのか?それを考えて貰いました。

普段何気なく見ているもの、感じているものを、具体的に考えてみることによって、考える力、着眼力といった見る目を養います。

最後は身体を連動させたストレッチ、見返り美人の振り返り方など。

これによって歩き方も変わります。

また本当は何もしない状態から比べる方が、より違いが分かって面白いのですが、床に置いてあるものを立った状態から拾って貰うと、より自然な取り方になっています。

初めて参加してくれた方も、いつもより楽に拾えると実感されていました。

 

ではまた。

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