他人のことを見ていると、「それで三回目だぞ」などのように、また同じ失敗を繰り返そうとしているのが分かったりする。しかし自分のことは、簡単には分からないものです。
分からないし分かりたくもない。自分を否定することは嫌ですからね。これが本当に難しいなと思う。
最近女性を車に乗せて送ってあげたのですけど、下す時にガードレールのある所で車を停めた。私が「狭いかな?」と言うと、「大丈夫」と言って、降りる時にガツン!笑
またドアを見て、「大丈夫みたい」何て言うのですけど、大丈夫かどうかはこっちが決めることで、後で確認したら案の上傷付いていた。
これは腹が立つのですけど、その人にではなく、自分の未熟さに腹が立つんですね。
本当は車を停める前にも、二回位停めようとしたけど、ガードレールがあったり、信号があったりして変えていた。それで後2メートルぐらいでも進めば、もっと下りやすい所に停めれたのに、
既に二回位停めようとしていたのと、家を通り過ぎていたから、遠くなって悪いかななどと思って、結局変な所に停めてしまった。
またガードレールがあっても、自分であれば注意深くドアをコントロールしながら開けるので、ぶつけることはありませんが、その人にも、自分の考えややり方を当てはめてしまい、ぶつけないだろうなどという、自分に都合のいい妄想を抱いた。
もう一つ言えば、その人はドジな人ですが笑、それを分かっていたにもかかわらず、そのドジさを計算に入れていなかった。
これだけのミスを犯していた自分に腹が立つ。
だからこれは、その人がドアをぶつけることによって、そうした色んなことを教えてくれている訳で、もしかしたらその人の問題ではなく、実は自分がドアをぶつけさせたのかもしれない。
だけど通常、自分の失敗パタンから抜け出すことは大変なことです。それを克服するまでは、手を変え品を変え、失敗を繰り返し続ける。
しかし自分と向き合うことによって、時間はかかっても、いつかそれを乗り越える。
これは私の好きなアニメの一つ、銀河英雄伝説で気に入っているワンシーン。幼馴染に部下の失敗ではなく、自分に怒っていることを諭される。
見ても余り話が分からないかもしれませんが、9分30秒弱の所までみてみて下さい。時間の無い人は6分30秒からどうぞ。
ちなみにラインハルトの声優は、ベジータ役でおなじみの堀川りょうさんです。