ウォーミングアップの話 2

まず根本的に、ウォーミングアップは、やらざるを得なくてやっているということ。

車のエンジンを1時間温めなければ、壊れてしまうからやりたくないけどやっている、そういうような感じです。

幼い子供であれば、ウォーミングアップなど一切することなく、全力で走り回り、尚且つ怪我もしませんが、年を取ればとるほど、ストレッチだ、ジョギングだ、屈伸だという事をしなければならない。

 

そうしないと怪我をするし、体が動かないからですが、どちらの体になりたいかと言えば、子供のような体ではないでしょうか。

プロ野球選手も40代になると、体が動かなくなってきて、ストレッチばっかりするようになったりもしますが、それはやらざるを得ないからです。

しかしやらなくて済むなら、やらないに越したことはない。

ウォーミングアップも根本的な所から考え直すと、また新しい世界が見えてきます。

 

しかしそこまで先の話までには行かなくても、普段やっているウォーミングアップのやり方を、見直すだけでも、十分効果を出せる。

ほとんどの人は、ウォーミングアップに限ったことでもありませんが、何も考えることなく、ただやっています。

ただやっているから問題に気づくこともない。

ただのルーティンになっている。

 

そうではなく、ウォーミングアップはただ体を温める、準備をするだけのものとして捉えるのではなく、まず今日の体はどういった状態なのか、問いかけを行う。

そういう作業をするのが、ウォーミングアップ。

問いかけをすることによって、今日どういった練習をしていくべきかがわかる。

ただグランド3周走って、ストレッチすればいいってものじゃないんです。またそれでは、ウォーミングアップと練習との、関連性連動性もほとんどない。

 

体に問いかけをすれば、今日の体の状態が分かって、今日の練習をどうすればいいかが分かり、また明日になった時、その練習によってどうなるのか、傾向が掴めてくる。

そうやって練習メニューを作って行く。

そう言う事をしないで、体を無視した練習を行っていると、筋肉はパンパンに張って怪我をしたり、ベストを出すことも出来ない。

ウォーミングアップでやるべきことは、まず体への問いかけ。

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