アスリートの身長を伸ばすには?

アスリートの才能の一つに身長があります。
身長も一つの才能なのです

例えば190cmも身長があれば、
中学、高校でバスケットボールをやっていれば、
身長が高いと言うだけで、試合に出れる可能性は高いでしょう。

例えテクニックが劣っていても、
「これは大きな武器になる」と考えられ、
練習でも目をかけられるため、テクニックも次第についてくる。

またそれだけでなく、
アスリートの体作りを考える時、
筋力アップを考えトレーニングに励みますが、

実は身長があるだけで、筋力トレーニングをしなくても、
筋力が自然と身に付きます

そのため、筋力トレーニングをしている身長の低い人よりも、
筋力トレーニングをしていない身長の高い人の方が、
筋力が強いこともあり、

高い筋力を身に付けるためには、
単に筋力トレーニングに励むのではなく、
身長も重要であると、頭においておく必要があります。

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スポーツの中には、身長が低い方が有利な競技もありますが、
どちらかと言うと身長が高い方が、有利なスポーツの方が多い。

バスケットボール、バレーボール、水泳、野球、サッカー、
スピードスケート、陸上の背面跳びなど。

もしプロアスリート、オリンピックアスリートと言うことで考えた場合、
バスケットボールやバレーボール、サッカーのキーパー、背面跳びでは、

身長が低いというだけで、プロアスリート、
オリンピックアスリートになることは、ほぼ無理です

身長を要求されるもので、それがないと言うのであれば、
その分を補う天才的なテクニックや、他の何かが必要となります。

そうなるとプロアスリートになるだけでも難しいのに、
多少のテクニックぐらいでは、プロアスリートや
オリンピックアスリートになれる可能性は、限りなく低くなるのです。

これらのことから考えても、
身長の重要性が、十分分かって貰えるのではないかと思います。

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ではその身長を伸ばすためには、どうすればいいのか?

ほとんどの人は、身長を伸ばすためには、
何を食べたらいいのかとか、身長を伸ばす方法を知りたがると思います。

しかしそれ以上に重要なのは、
身長の伸びを阻害させることはさせない事です

最近は食事が欧米化し、身長は自然と高くなるようになっています。
またバスケットボールやバレーボールなどをやっていれば、

体は適用するようになっているので、それらに合った体に
自然と近づいていくようになっています。

つまり、これと言って特別なことをやらなくても、
身長が2mや190cmにはならなくても、

現在の食生活と、バスケットボールやバレーボールなど、
身長の伸びを刺激するような運動を続けているだけで、
それなりの身長にはなるのです。

それにも関わらず、身長がそれ程伸びなかったと言うのは、
遺伝も多少ありますが、それ以上に
身長の伸びを妨げるようなことをしてきたからです

いくら身長を伸ばすようなことを行っても、
それを妨げるようなことを行っては、
身長は伸びていきません。

身長の伸びを妨げるようなことがないから、
身長はスクスクと伸びていきます。

だからもし身長を伸ばしたいと考えるのであれば、
身長の伸びを妨げるようなことを一切しないことです

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では、身長の伸びを妨げるようなこととは、一体どんなことか?

それは、練習などで体に無理をかけることです。

練習や筋力トレーニングで体に無理がかかると、
筋肉が張って凝り固まってきます。
これが身長の伸びを妨げる要因です。

筋肉が硬くなってくると、筋肉に収縮する力が加わってきます。
そうすると骨に伸びようとする力が生まれても、
それにより妨げられてしまうのです。

多くの場合、将来のことを考えず、目先のことを考えます。
今勝ちたいから、成長期、またまだ成長段階でもあるにも関わらず、
身体に無理がかかる練習やトレーニングを行ってしまう。

そうすると確かに、その時は勝てることもあるかもしれませんが、
身長の伸びが阻害され、将来的には活躍することが難しくなる。

高校では身長のある選手も多く、
当然既に説明したように、バスケットボールやバレーボールであれば、
プロアスリートにはまずなれない。

だから身長を伸ばしたいのであれば、
特に小学生、中学生の段階での無理は絶対に禁物です

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しかしこの無理をしないということが、非常に難しい。

いくら「無理をするな」と言っても、
皆勝ちたいから勝つために無理してしまうのです。

だから残念ながらほとんどの人が、
体に無理をかける練習で、才能を潰し、身長の伸びも妨げ、
じっくり大事に育てる練習をしてきた人に、後から抜かれてしまう

 

本気で将来のことを考えるのなら、今は我慢しなければならないのです

 

無理をしないと言うと、よく誤解する人がいますが、

主観で無理をしているとか、していないなどの判断は、
問題ではありません。

問題は体はどうなのかです。

体をみて、無理がかかっているようであれば
(簡単に言えば筋肉が張っているかどうか)、

もし筋肉がパンパンに張っていると言うのであれば、
いくら軽い練習をしていると思っていても、
それは無理をしていると言うことです。

 

それともう一つ。

これは無理させることにも繋がっていますが、
身長を伸ばすためには、ひょろっとした体作りが必要です

昔はもやしっ子と呼ばれ、余りよしとされませんでしたが、
身長を伸ばすためには、もやしっ子の方が身長は伸びていきます。

これが筋肉質でどっしりと重たいような体になれば、
身長は余り伸びません

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ではどんなことをすると、筋肉質の重い体になってしまうのか?

文字通り筋肉を付けるようなことをすると、
重くなりやすくなります。

その代表的なのが、筋力トレーニング

筋力トレーニングは、効果的に行えば、骨に刺激を与え、
身長の伸びを刺激することも出来ますが、

しかし身長の伸びを阻害させないような
トレーニングを行うことが出来ないため、

筋力トレーニングを行うことによって、
ほとんどの人が重い体になっていきます。

 

また身体は適用するようになっているとも説明しましたが、
バスケットボールをやっていれば、バスケットボールに合う体になり、
野球をやっていれば野球に合う体になっていくのが自然です。

しかしここで筋力トレーニングを行うと、
バスケットボールとは関係のない刺激が入り、
筋力トレーニングに合った体に適応していく。

バスケットボールには身長が必要ですが、
筋力トレーニングを行うには、身長は必要ないのです。

そうした筋力トレーニングを行う体に適応してしまうと、
身体は身長の必要性を感じなくなり、
体が重くなるとともに伸びなくなる。

間違いだらけの筋力トレーニング
間違いだらけの筋力トレーニング2

 

筋力トレーニングの他に、練習では
力んだ練習を行っていると、重い体になっていきます

例えばよく「力強くやれ」といった指導が行われたりしますが、
これは実は「力め!」と言っているのと同じことです。

それを言われた通りに練習を行うと、
力んだ体の使い方が身についてしまい、どんどん重い体になっていく。

また頑張ってやっているような姿が喜ばれがちですが、
いいパフォーマンス、質のいい動き、力んでいない体の使い方というのは、
見た目では余り頑張っているようには見えません。

どちらかと言うと、楽にやっているように見えるため、
手を抜いているようにも見えます。
しかし実はこれがいい体の使い方で、これが出来ていると体は重くなって行きません。

頑張るということは、必要以上に力を出さなければいけないことで、
無理しているということなのです。

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重くなった体の特徴は、太ももの前側に筋肉が付いた身体

これは小学生でも体が重くなると、太腿に筋肉が付いて太くなっています。
またそのほとんどは、筋肉がパンパンに張っています。

体が重いと言うのは、体重もありますが、
走り方が重いとか、動きが重たいとか、
ひょろひょろではなく、重量感を感じさせる体のことです。

よく筋肉が付いているといいものだと思われますが、
筋肉がパンパンに張って太くなっているものは、
使えない筋肉であるため、喜べるものではありません。

反対に使える筋肉というのは、弾力性のある柔らかい筋肉です

もし小学、中学で、太ももが割とほっそりとしているのであれば、
体の使い方も上手に出来ていることの方が多いです。

この体でバスケットボールやバレーボールをやっているなら、
そこそこ身長は伸びていくと考えられます。

実は日本人のトップアスリートも、学生時代は体が非常に細かった
と言う選手が多く、筋肉が目に見えて付いてくるのは、
大学やプロに入ってからです。

高校の頃も体は割と細かったりします。

この順番を間違えると、身長も伸びないし、
将来的に高いパフォーマンスを発揮できません。

 

今までの話をまとめると

身長は才能の一つであり、
パフォーマンスを大きく左右するものであるということ。

高い筋力を発揮するにも身長がある方が有利だし、
テクニックが少しぐらいあっても、

身長が低ければバスケットボールやバレーボールなど
身長を必要とする競技では通用することが難しい。

身長を伸ばすためには、身長を伸ばすことを考える以上に、
身長の伸びを阻害する要因を取り除くことの方が大事。

それには無理をさせない。

無理をさせると、筋肉が凝り固まって伸びなくなる。

目先の勝利に拘ったり、力んだ練習は無理の元。
また筋力トレーニングも身長の伸びを阻害する可能性が高い。

なるべく重たい筋肉質な体になるようなことはせず、
もやしのような細い体作りをしていく。

それが将来的に身長が伸びていくこと、
高いパフォーマンスを発揮することにつながる。

 

HPにこの記事をまとめたものを載せています。
身長の伸ばし方

才能が潰れた体

才能が潰れているかどうかの判断の一つは、筋肉である。
凝り固まった筋肉では、才能が潰れていると考えてもいい。

これは少しオーバーな表現かもしれませんが、
しかし大きく外れているとも言えません。

まずどんな一流選手であろうとも、ハードな練習をしていれば、
必ず筋肉は張っていきます。

もし筋肉が張らなければ、疲労もほとんど起きず、
永遠と運動できますが、一流選手であっても当然疲労は起こるし、
疲労すれば筋肉が張っていくのです。

その時、十分に疲労を回復させれば、全く問題はないのですが、
ほとんどの場合、練習を行うことには熱心になっても、
回復させることは、それ程重要だとは考えられないので、
疲労がどんどん蓄積されていきます。

そうすると筋肉が張っていたものが、
それを通り越して、凝り固まってくる。

その状態になってしまうと、少しぐらいマッサージを受けても、
元の状態に戻すことは非常に難しい。

簡単に言えば、一生凝り固まった筋肉のまま
運動をしなければならないのです。

それはつまり、どんな時も既に疲労した体で、
スタミナも筋力も低下し、また向上もしにくい。
当然怪我はしやすい。

これが凝り固まった筋肉では、
才能が潰れてしまっているという理由です。

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才能を伸ばすより重要なこと

親や指導者であれば、子供の才能を伸ばしてあげたいと考えます。
しかし才能を伸ばすことより、もっと大事なことがある。

それは、

才能を潰さないこと

「9割の人は、才能を伸ばす以前に才能を潰している」

と言っても過言ではない。
だから才能を伸ばすことより、まずは潰さないことを考える。

しかし才能が潰れているかどうかの見分けは難しいでしょう。
見分けが付かないから、才能が潰れているなどとは余り考えられない。

また才能が潰れているのにも関わらず、それに気づかず上手くいっている、このまま行けばプロになれるなどと考えてしまう人もいます。

ではどう見分ければいいかと言うと

才能が潰れているかどうかの判断の一つは筋肉です

もし小学生で筋肉が凝り固まっているならば、それを変えるようなことをしない限り、例え全国優勝するぐらい強くても、将来オリンピックで活躍することはないと考えてもいい。

それに気づかずに、間違った練習を続けていると、小学生の段階で既に将来性が決まっているのです。

反対に筋肉が柔らかければ、どんなに下手でも、現時点でスピードもスタミナも筋力もなくても、体の使い方さえ教えれば伸びていく可能性は十分ある。

まずは才能を伸ばすことよりも、才能を潰さない育て方を考えてみて下さい。

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