こだわりを捨てる

こだわりがあるから苦しくなる。こだわりがあるから、自分は否定されたと感じたりする。

実際には誰にでもこだわりがあって、私にもあるし、別にあってもいいと思いますが、しかし客観的に見れば、それは小さなこだわりだったりして、何も意味がないものだったりすることが多い。

 

例えばボクシングをかじった人に、「ボクシングはスポーツで・・・」と言った話をすると、「いいや!ボクシングはスポーツではなく、格闘技です!」などと言う人がいる。

私は特にボクシングに対する知識もこだわりもないので、こだわりのある人には、それが納得いかないのかもしれませんが、「では、スポーツの定義は何なのですか?ボクシングはそれには当てはまらないのですか?」と聞いてみたくなる。

また「そんなことに拘っている暇があるなら、練習したらどうでしょう」と思う。

これは私の体験談ではありませんが、特にかじったぐらいの人程、そうした客観的に見ればどうでもいいことに、こだわってしまうものです。

 

実際の私の体験談で言えば、昔フィットネスクラブで、格闘技の動きを使ったレッスンを行っていたこともありましたが、そのクラスで「このクラスは格闘技ではありません」といった説明をした所、後から常連さんの一人に、「格闘技ですよ!」と文句を言われたことがありました。

それは私の考えでそう言ったのではなく、レッスンの方針でもあったのですが、仮にそうでなくても、「一体誰と戦うんだろ?」、「そんなことに拘ってどうするんだろ」と思ってしまいます。

 

格闘技を10年ぐらいやって来た人から、そう言われるのなら、「そうなのかな」とも思いますが、明らかに格闘技を一度もやったこともないような人が、そんなことを言う。

逆に格闘技を本気でやっている人の前で、「このレッスンは格闘技です」などと言った方が、笑われてしまう。

本気で取り組んで来た人程、変なこだわりは持っていない。

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