スポーツも病気も一緒

スポーツでいい結果を出したい、病気を治したい、また他のものにしても、自分が正しいと思ったことが正しいものではなく、いくら正しいと思っても、それが真理にあっていなければ、結果を出すことは出来ない。また逆に真理を全く信じていなくても、それを行ったのであれば、必ず結果はでる。

しかし何が真理なのか、何が本当に正しいのかを知ることは、当然のことながら難しい。それが分かるためには、テストや検証を繰り返していくしかない。

 

「信じるな。疑うな。確かめろ!」

これは沖ヨガ創始者、沖正弘先生の言葉。

考えてみれば自分が正しいと思っているものも、そう思っているだけで、実際には根拠がなかったりしますし、自分でそれが本当かどうかを確かめることも、ほとんど行わない。

確かめることは、手間暇かかって面倒くさいですからね。それよりも自分に一番都合のいいものを、正しいことにするのが一番楽です。

特に知識や情報は、一番最初に入って来たものを信じやすく、また時が経てばそのことも忘れ、いつしか思い込みや、先入観が出来上がる。

 

頭の体操的な問題を出してみると面白いのですが、分からないと次第に問題を忘れ、自分の都合のいい問題に変わってしまいます。

それを見ていると、「なるほど伝統が失われていったりしてしまうのは、こうしたことなんだな」と分かる。

基本や本質がわかること、掴むことは難しいため形骸化し、また本質的な意味を失っているから、解釈が変わって全くの別物に変化していく。

 

新商品を販売する時は必ずテスト販売をし、反応が良ければそれを売り出し、逆に反応が悪ければ価格、ネーミング、商品などを見直す。自分で売れると思ったものを、売る訳ではありません。

スポーツの練習、トレーニングにしても、試合の結果などでその成果を見ていると思いますが、実際には思い込みなり、分析力や観察力がないために、正しい判断が出来ていない傾向にある。

運がなかったとか才能がなかったと考えるのも、それはその人がそう考えているだけであって、真実とは限らない。実際どうなのかと確かめることを繰り返すと、色々なことがわかってきます。

「信じるな。疑うな。確かめろ!」

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