自分を否定した本田圭佑

メンタルが強い本田選手ですが、去年行われたブラジルワールドカップの時も、「優勝を目指す」とかなり大きなことを言っていました。

しかし結果は、ギリシャ戦で引き分けをした以外、一生も出来ず散々に叩かれました。

私自身も無理だと思っていました。

 

しかしブラジルワールドカップで負けてから、

「やはり一番、考えて辛かったのは、4年間正しいと思ってやってきた、貫いてきたことを結果として否定せざるを得なくなったこと」

「自分自身を否定することは非常に勇気のいることでしたけど、素直に間違いを認めて、今までのプランを捨てて、新しいプランを打ち出す。それを思い切ってやっている最中なので、今はこの作業というものに迷いはないです」

と発言しています。

 

私はこれを聞いて、これからの本田選手は期待できるなと思いました。

自分を否定することは、そう簡単に出来ることではありません。
それをしたということは、ワンランク上の世界に行ったという事です。

実際に去年、7試合で6得点を決め、得点王争いをするぐらいの活躍を見せてくれました。

 

ブラジルワールドカップで、それ程の活躍にはならなかったことは残念ですが、メッシやC・ロナウドなど、超一流の選手でも、ワールドカップで活躍できなかったこともあります。

しかしそれをバネにしたりしているので、本田選手も恐らくバネになることでしょう。

これからの本田圭佑に期待!

本田圭佑のメンタル

サッカーの本田選手は、テクニックなどの面で言えば、それほど優れているとは思っていませんでした。もちろん日本人の中では素晴らしいものを持っていますが、海外の超一流クラスと比べれば、まだまだ劣っていると思っていたのです。

しかし本田選手のメンタルと言うか、気持ちの強さのようなものは、世界トップクラスだと考えていました。

 

例えばプロ野球選手など、年俸が実力以上に上がってしまうと、心理的負担が生じ成績が落ちてしまう傾向にあります。だから貰えるからと言って、貰えばいいというものでもありません。

しかし本田選手は実績などがまだ認められていないにも関わらず、ACミランの10番を自分から貰っている。普通の選手ならプレッシャーに潰されてしまうでしょう。それをものともしない図太い神経がある。

 

またテレビで見たことがあるかもしれませんが、フリーキックを誰が蹴るかで、MFメネズと口論となっても決して譲らず、その後シュートを決めています。

これも外せば相当バッシングを受けることになるので、中々出来ない事です。

「彼も蹴りたそうだったけど譲るところではなかったんでね。彼が(元ブラジル代表の)カカなら譲っていたかもしれませんけど」

と発言していましたが、ここは自分が蹴るべきで、シュートを決める確率が高いと考えたからこそ、信念を貫いたのでしょう。

 

それと面白いエピソードですが、高校1年生のある時、「上下関係なんていらんな」と言い出し、敬語を使うことを止めさせたそうです。笑

この辺が普通の人とは少し違う。